不老不死。 2014-10-21 13:28:36 |
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>綾瀬さん
(相手の言葉に耳を傾ける程、今まで耐えてきたのであろう様々な感情が此方の身にまで伝わってくるような心地がし、知らず眉を潜め息をするのも忘れ目の前で孤独を語る彼に見入っており。どうしてそんなにも辛い思いをしながら他人の心の闇にまで目を向ける事が出来るのだろうか。彼の心の闇に気付き目を向ける事が出来た人間がどれ程居たのかは分からないが以前己に向けられていた偽善的であっても同情する目よりは遥かに少ないはずで。“死んでいるも同然”その言葉に彼は自分よりも多くの物を失ってきたのにと自らの不甲斐なさを思えば先程までの言動が愚かに思えて仕方なく、堪らず視線を再度足元へと向け。相手が何を思って声を掛けて来たのかは未だ理解出来ないがその声に応える事で何か役に立てるだろうか。暫しの無言の相手を見据えると静かな声で問い掛け)
…俺は、何か役に立てますか?
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