確かにそうねぇ…、たった一人で取り残されるなんてそんな恐ろしい事私にゃ耐えられないわ(憂いている相手を見れば感傷に浸るかの如く共にいつもと変わらない月を眺め、中腰になり頬杖を付いて何となく会話を耳に入れて肯定していれば、隣に座り込み何の躊躇も無く手を差し出す友に驚き、「ええッ、ちょ、ちょっと!」自分から手を繋ごうなど言ったというのに、驚嘆のあまり目を見開いたまま差し出された手を唖然として見詰めれば)