主 2014-09-13 18:30:25 |
通報 |
全く腹が立つわね、どんなに健康に気を使ってもいつかは命を落とす、当たり前の事なのに其れを卓越したあんたと姫様の存在。まぁ不死を望む訳では無いけれど…。本来散り逝くからこそ命は輝くのよ(歩き疲れてしまったと言わんばかりに近くの竹藪に腰を落とせば、幼い見た目には全く似合わぬ言葉を陳列させて何処か遠くを見る様な空虚な瞳を揺らす。木漏れ日の中視線を上げてみれば間抜け顔の相手が目に映り、其れが何故だかやけに可笑しく、又可愛らしく思えてしまい、自分の頭はついに呆けて可笑しくなってしまったのだろうかと複雑な心境に苛まれ頭の後ろに腕を組み溜め息を吐いた。頬を染め謙遜する相手を見てしまえば、己が嘗て一度だけ感じた事のある感情が静かに波を立てて、嫌とでも思考してしまった、もしかして自分は人間のしかも同性である相手に恋心を抱いてしまったのではないかと、途端に湧き出た得体の知れない自らの想いに恐れを覚えるも、其れと同時に顔を出す好奇心、然し前者よりも後者が勝ったのであろう、「姫様とは違うのよあんたは、人間離れしてるのに人間らしい、ふふっ矛盾ね。……ねえ、妹紅。手、繋ぐ?」暫しの沈黙の末、唐突に相手からしてみれば気味の悪いだけであろう一方的な台詞を投げ掛けてみれば)
トピック検索 |