BL-僕が嘘をつく理由は全部お前ry

ん…、…(頬をつつかれる感覚に眉寄せては目が覚め。見下ろしている相手と目が合い「起きてたのか…」自身の記憶では共に寝ていたと思っていたらしく掠れた声で呟き。

ん、はい(手をパッと離し何事もなかったかのように振舞うと先程のことは覚えてないなら別にいいだろうとあえて告げずにいて。ベットから出ると「今日、何処か遊びにでも行きませんか。」カーテンを開けながら不意に思いついたことを述べ。

…別にいいけど、何処へ？(起き上がると窓から入り込む外の光に瞳細めつつ。小さく背伸びしては何処か遊びに行きませんかとの提案を聞き問いかけ。

え…そこはまだ…(問いかけに言葉が詰まると俯き気味になり。「参考がてらに行きたいところ、ありますか？」しばし考えた後に相手にも聞くことにして。

遊ぶなら…遊園地とか(問いに問い返ってくれば少し考え。遊びに行きませんかと提案されたときを思い出し上記を答えては。「行きたいところ…ではないけど。」そう付け足し告げながら服着替えようと部屋を出て行き。

……子供ですね(適当な着替え終え、部屋を出ると相手の言葉にしばし考えると述べて。「でも、まあ行ってもいいですけど」目を逸らしつつ述べるとリビングの椅子へ腰掛け。

んじゃ決定。つか……いや、やっぱいい(着替え終え部屋から出てきた相手へ視線向けては相変わらず素直ではなくまるで自身が行きたいような感じになっているが気にせず。決定と納得するも男二人でとゆうのはどうなんだと言おうとするも、相手の性分行かないと言い出しかねないと思い上記を述べ。

何だ、不服ですか(相手の方に目を細めて振り返ると尋ね。テーブルに肘をつき「朝ご飯、お願いします」と話題を切り替えて。

…そんなんじゃねえよ(尋ねられた言葉に否定して。「分かった」袖捲りしつつ言えばキッチンへ行き取り敢えず冷蔵庫から卵など出し料理し始め。

今日の朝は何ですか？(密かな楽しみなのか待ちきれなくなり、席を立っては相手の方へ行き。料理を見ると「美味しそう…」と思ったことが無意識にもれ。

今日は…、玉子焼き(手慣れたようにフライパンに流した卵を軽く箸で押さえて、くるっと回しつつ問いに答え。相手の口から美味しそうともれ不意つかれたらしく一瞬箸止まるも横目でチラリと視線向けては「味付け…何使ったと思う」少しばかり嬉しかったのか口元緩みつつ問いかけてみて。

ん…お腹空きました(香ばし匂いに腹を鳴らせると恥ずかしくなたのか俯いて述べて。「え、えーと…砂糖？いや醤油？」少し考えるも分からず予想をいくつか挙げ。

もう少し待って(ははっと軽く笑い自然と俯く相手の髪を撫でては告げて。「残念、マヨネーズ。あと味の素」丁度相手の分と自身のが出来上がり皿にのせ「ご飯いれるからそれ向こう運んで」と言い。

別に待ってませんから(撫でられると不服そうにしては指示通り皿をテーブルへと運んで。後は待っていようと思い「座ってます」と告げては席について。

口に合わなくても食べろよ(ご飯を入れ先にいった相手の元へ行き。テーブルの席に腰掛けては「いただきます」手を合わせ述べるも自身の慣れた味付けなため、上記を言うと食べ始め。

美味しかったら何でも食べますよ(同じようにいただきますと述べると卵焼きに手をつけて。一口口に入れると「食べられなくはないですね」頷きながら食べるとご飯を含んでもう一口卵焼きを食べ。

ゆっくり食べろよ…喉詰まらしても知らねえぞ(相手の反応に呆れつつ、食べてくれてるなら美味しかったんだろうと理解するも。言葉ではツンケンしてても行動だけは素直な相手が何処となく愛らしく感じ。上記を注意するよう言いつつ。

お、美味しい……んですから、仕方ないですよ(俯きながらぼそぼそ呟くと相手の言葉通り、喉に少し詰まったようで咳き込んでおり。

…あーあ、今言ったばっかだろ(咳き込む相手に少し慌てると席から立ち、相手の方へ行けば背中軽く叩いてやりつつ上記述べ。「大丈夫か…？」と問い。

…大丈夫ですよ、そんなことで心配しなくてもいいんです(まだ少し咳き込みつつもそれがようやく止まると言葉を述べ。お礼が言えず、そのまま食べることに戻ろうとして。