高尾和成 2014-07-28 19:24:11 |
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うっせーよ、冗談でもそれ以上言ったらマジで埋めるぞ。
(相手の発した言葉に反応するなり図星だったのか、そっぽを向き顔を隠した後にやや早口で上記を述べて。軽く頷くと「…なら良い」と呟いて返事をし。)
ちょ、怖いっすよ。(顔を逸らしたのを不思議に思いつつも、いつも通りの物騒な言葉に苦笑し。「...まぁ、いつも見てたし、宮地サンのこと」と小さく言葉を漏らして一瞬何処か苦しげな表情浮かべれば、隠すように「そろそろ戻れそうっすか?」と声を掛け)
…そうかよ
(見ていたという言葉に不覚にもドキリと心臓がなるのを感じ、それを隠すかのようにボソリと上記を述べ。相手に背を向けてしゃがみ直すと「乗れ」と一言告げて。)
えっ...いやいや、俺は平気っすよ。(背中に乗るように促されれば一瞬戸惑うも、すぐさま両手を顔の前でぶんぶんと振って上記述べ。「宮地サンこそ、俺が....おぶれないけど、肩くらい貸します!」と意気込んでみせ)
無茶してるってバレバレなんだよ、馬鹿。少しは甘えろ
(背中へ乗る事を拒む相手に対してため息をつき、眉を寄せると上記を淡々と述べて。相手の背中と膝の裏に腕を通すした後にあっさりと持ち上げ、いわゆる姫抱っこをし「断り続けんならこれで行く」と言うなり歩き始め。)
いや、だから無茶なんて...(助けに来たはずが自分が相手に迷惑をかけては申し訳ないという一心で、平気だと訴えて。直後、あっさりと持ち上げられて近くなった相手の顔が視界に入り「なっ...!?わっ、わかりました!わかったから下ろして!」と声を荒らげれば、赤みが増していく顔の前に、それを隠そうと腕をやり視線を逸らして。)
怖いか?ったく…んじゃ、乗れ
(声を荒げ始めた相手の姿を見れば、何を勘違いしたのかきょとんとしながら尋ね。溜め息をつきつつゆっくりと相手を地面に降ろすとその前でしゃがみ込み、再び背中に乗るように即して。)
...す、すんません。じゃあ、お言葉に甘えて...。(地面に降ろされれば一先ずほっと胸を撫で下ろすも、申し訳なさに押しつぶされそうになりつつ上記述べてゆっくり相手の背中に跨り首元へと手を回し)
気にすんな
(謝る相手の姿に小さく苦笑を溢せば、上記を述べ。自分のタオルを相手の頭に被せた後、足を支え立ち上がると歩き始めて。)
宮地サン、大丈夫っすか?(ここ数十分で慣れたとはいえど心臓の音が聞こえてはいないかと心配しつつ、誤魔化すように少し顔を近づけて覗き込むように上記問い掛けて「疲れたら言ってくださいね!!」と小さく笑んで。)
大丈夫だっつの、心配すんな
("自分だって辛ぇ癖に、なに人の心配なんかしてやがんだか"なんて思いつつも、ハキハキと上記を述べ。前を向いていたせいで気付かなかったが、顔の距離が近く「っ…分かった、」と若干顔が熱くなるのを感じながらも返し、歩みを進めて。)
.....。(ずんずんと進んでいく相手とその距離の近さに、普段のようにに話題が思い浮かばずにただ黙ってその背中から伝わる体温を心地よく感じていて。無意識に「...やっぱ、宮地サンって優しいっすよね。」と言葉が零れ)
…なんだよ、急に。つか、優しくねーだろ
(相手の言葉が耳に届くなり、眉を寄せつつ反応して。口癖に近いものとは言え、物騒な言葉をほぼ毎日発している自分の事など誰も優しいと言わなかったため、複雑そうな表情をしながら上記を述べ。)
えっ、あーいや....(無意識に発してしまっていた言葉に少し動揺すれば口篭らせて。何と説明しようかと考えれば咄嗟に「なんていうか...飴と鞭使い分けんの上手い、みたいな?」と言い、へらっと笑ってみせ)
あー…それは部活に入って後輩ができた後に身に付いたもんだかんな…
(考え込むような仕草をすると入部した時の事や、始めて後輩が出来た事を思い出しながら上記を述べ。話している間に目的の場所に着いており「飴と鞭を使い分けるのが上手いっつうなら、大坪の事だろ。…ほら、着いたぞ。」と言った後に流石におぶったまま中まで入るのは、コイツも良い気はしないだろうと考えを巡らせると保健室の前で相手を降ろして。)
へぇ、そーなんすか...(当然のことではあるのだが''自分の知らない相手''が居ることを何処か寂しく感じてぼんやりと上記述べ。いつの間にか保健室へと辿り着いていて、それもそうっすね、なんて相槌をうちつつ降ろされると「すんません、ありがとうございました。」と小さく頭を下げて)
…振り回しちまって悪かったな
(自分のせいで相手に無茶させてしまった事に負い目を感じているのか、やや俯き気味の状態で謝り。「ちゃんと休んどけよ」と言うと相手の頭を軽く撫で、体育館に向かって歩き始めて。)
待っ、!!(相手が負い目を感じてしまっているのだろうと気付き、自分の元を去ろうとする想い人を咄嗟に引き止めるように後ろから腕を掴み。「あ、えっと...一人寂しいし、宮地サン一緒に居てくれません?」と取って付けたように述べてから中に先程倒れた先輩が居ることを思い出し「え、えーっと...」と不自然に目を泳がせ)
…ばーか。
(何となくだが、気を遣ってくれている事を察すると柄ではないが申し訳なささが浮かんで。その反面、嬉しいような何だかよく分からない気持ちが溢れて来、改めて思ったのは相手の事が好きだという気持ちで、小さな笑みを浮かべながら上記を呟き。「んじゃ、お前が寝付くまで居る。なら、問題ねーだろ」と提案してみて。)
っ、....。(不意に見せた笑顔に不覚にもドキリと胸が高鳴るのを感じて、今はそんなこと考える場合ではないと平常心を取り戻し。相手の提案にぱぁっと目を輝かせて「問題ないっす!」と無邪気な笑みを浮かべれば掴んでいた腕を急かす様に引っ張り保健室の扉を開けて中へと入り。)
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