(鍛練場の一角に黒い穴が空いたかと思えば、そこから一人の大柄な黒騎士が上がってきた。騎士団長、グリモアである。) ふむ、感心な事だ…。 (穴の中は漆めいた黒い液体で満たされており、グリモアの体からもそれが暫く滴った。暫く歩いていればいつの間にか滴は霞へ変じている。) …隣を借りる。 (エリアを見かければ断りを入れて、彼女が狙った的の隣の的に歩み寄る。) >エリア