ヌッシッシ… 2014-03-26 21:04:31 |
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え?いや、何も
( 己が向けた視線が気になったが故の彼からの質問。しかし己はそんな事に気が付かず、不思議そうな顔をして彼の顔をじーっと見つめると、これまた不思議そうな疑問交じりの声色で上記を述べ。そして慌てふてめいた己を見てけらけらと可笑しそうに笑い声をあげる彼を見ると、羞恥に頬を染め上げ「もう!普通に信じたっすよ!からかわないでほしいっす!」等と早口でまくしたて。次いで、やがて笑いがひと段落したのかにこにことしたいつも通りの貼り付けたような笑顔に戻ると、いきなりずいっと顔を近づけてきた彼。「ッぅえ!?なんすか急に…?」と、間抜けな驚き声をあげ、すぐに呆れたような声色でため息交じりに至近距離の彼に問うと、近すぎる距離で視線をからませ不思議そうにその猫のような双眸を覗き返し。――ずっと一緒に居たのに、カノの考えていることは今でもたまにわからないや、なんてことを心の中で呟きながら。 )
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