Free / りんはる / 非募集

...何だ(いつもより低い目線で周りを見ていると相手に声掛けられごろんと隣を向き)

…、少し充電させろ(此方を向かれると身体を静かに寄せて口調こそ相変わらずながら肩口へと顔を埋め)

...かわいい(肩口の顔に頭をぽんぽん撫でて、その様子に笑み浮かべぽつり呟き)

…、可愛くねェ(気持ち良さそうに撫で受けるも呟きに至っては余り嬉しく無かった様で埋めた顔を軽く上げてかぷり、と肩口甘噛みし←)

んっ..りん.猫みたい(肩口噛まれ声漏らしやられた事と姿が先程まで可愛がっていた猫に見えて言うと相手の頭の後ろに手を沿えて耳を作り)にゃあて鳴いて

はぁ？御前、本気で言ってんのか(頭上に沿えられた手と言葉に思わず声を上げ眉寄せ相手を見遣るも応える迄は引きそうにも無いで有ろう事を何となく感じ取ればちっと小さく舌打ちをして羞恥心抑えこみ「っ…に、にゃぁ」と半ば棒読みながら猫の鳴き真似をしてみせ)

俺はいつも本気だ(こくんと頷き、生々しい舌打ちを聞いて期待の眼差し送っていれば棒読みながらも羞じらいのある鳴き方に胸がきゅうんと熱くなり。己がつけた手で作った耳と猫の鳴き声がシンクロして見えて、頭上にある手を背中に回して抱き締めてまた嫌がるであろう言葉連続でいうと)..かわいい、りん、かわいい。

っ…うっせェ、可愛くねえつってんだろうが(堪えていた羞恥心沸々と湧き上がり矢張り応えるべきでは無かったと今更ながら後悔の念が渦巻くも頭上に有った筈の手が背中へ廻されて余程鳴き真似が良かったのだろうか何度かに渡って単語発する相手の姿が視界ヘ入ればこんな反応もするのかと若干瞳を奪われながら其の単語こそ真っ向に否定しつつ「寧ろ可愛いのは御前だろ、」何てぽそり呟いて己も背中へと腕を回して抱き締め返し)

そんな事ない、りんはかわいい。..今のを江に聞かせたかった(否定の言葉に此方も否定し顔近付けて照れ隠しか何かだと思い、ふと相手の妹の事を思い出し、きっと江なら凄く喜びそうだと考えて呟き。「...俺はかわいくない」と小さく首振ると)

しつけェぞ、ハル.冗談じゃねえ…、あんなもん聞かせられるか(顔近付け尚も可愛いと言い続ける相手に何か仕返し出来る様な事は無いか否か思案巡らせつつ良い加減聞き飽きたとばかり背中の手を外して柔に頬を摘み妹の名が不意に聞えて来ればぴくりと眉を動かして其の頬を横に引っ張って「いーや、前寄りも可愛く為っただろ.御前は」と己も退かずに相手の瞳を確りと見詰め)

...ん...、いひゃい、(機嫌が悪くなってきた相手に眺めて入れば頬摘ままれ引っ張られると上手く喋れなく「...まえ、いつだ。かわいくない」とゆっくり一言ずつ喋り手離させようと背中に回していた腕を解いて相手の腕掴み)

…さあ何時だったっけな、つか次俺の事可愛いつったら見える所に痕付けんぞ(今の喋り方も普通に可愛いと思うも言葉には出さず悪戯に笑むだけで腕を掴まれ仕方無さ気に緩めて手を離せば上記を告げて首筋へとするり指先を這わせ)

.ッ.....(ぴくり反応して可愛いと言えなくなれば無言で首筋の指払い相手に後ろ向いて毛布を頭まで掛け)

判り易いな、おい.(指を払われたかと思えば直ぐ様身を守るかの様に背を向け毛布を被る相手に小さく突っ込み入れつつ込みあげて来る笑いを喉奥で留め)

...お休み(笑う相手むかついて何も言わずしていれば何時もと違う事多い日で疲れたのか急に眠気が襲ってき呟いて)

お休み、ハル.愛してんぜ(就寝の一言を告げられては未だ相手と話したい気持ち有った物のそれなりに疲れて居るだろうと我慢しては毛布越しの身体やんわり抱き締め毛布越し故に何をされたか気付かれる事は無いと踏んで頭へ唇を落とし)

...(返事はせず背中のキスに気づくことなく眠り。朝になれば小さく欠伸して布団から起き上がろうとし)

…、(あの後己も直ぐに睡魔訪れてその儘眠りに付き未だ健やかな寝息を立て眠り続けて居て)

...(相手起こさずに布団から出ると寝顔見詰めすぐに扉の方向いて顔を洗いにいき)

…、寒ィ(相手が部屋を出て間も無く意識浮上するものの冷え込む室内に眉を顰めて布団を手繰り寄せ身体を丸め)