ボーカロイド～NL～(ハク姉募集)

(家族そろって凄いんですね！でも兄弟とかで同んなじ部活に入ることってよくありますよねー、

痛っ…ホテルです…
(つい急いで近くのホテルに駆け込んだものの、周りの人には迷惑かけてしまった…とまたもやマイナス思考になりながら額を抑えて「そうですよね…」と苦笑いし

(お父さんは全国三位だとか、お父さんの弟は全国二位だとか、そうですねー、自分はアニキに憧れて入ったようなもんですから、

…はぁ！？
(相手からホテルと聞かされると吹き出しそうになり、それもそのはず、この年頃になればホテルに女性と二人っきりとなると…後はある程度想像できて、

(…強いとかのレベルじゃないじゃないですか、これはもう泥棒とか入っても一撃ですね！

すいませ…私が不甲斐ないばかりに…
(相手の声に驚きながら「あのまま居たらお客さんの邪魔になるし…私担ぐこととか出来ませんし…」と最後は泣きなりながらも頭を下げて

(いやぁ、お父さんももう歳なんで「膝痛い」って言ってますw

いや、その…なんだ、ありがとな…
(自分の気持ちはいざ知らず、泣きながら謝る相手の頭がちょうどそこにあったので「気にすんな」と言いながら相手の頭を撫でて

(大変ですね…私は運動は苦手なので、柔道とかはテレビでしか見たことないです

翔さん…
(泣きながらも顔を上げれば「そう言えば…私…言いたい事があるんですが…」と呟くように目線を下げれば

(いやぁね！柔道は生で見るのもやってみるのも楽しいんですよ！！嬉しかったな～、初めて団体のレギュラーに選ばれて、払い越しで投げたときホントに気持ちよかったなー、

ん？
(相手が言いたいことがあるといえば、上記のように反応して「何？」と付け加えて聞き出して

(な、なんだか翔さんが生き生きしてますね！今は続けて無いんですか？

私の事…
(少しためらうも勢いよく顔を上げれば「私の事、どう思ってますか！？」とストレートに聞いてみて

(そりゃそうですよ、まだ花の○学生ですからね！今年は受験です！

…？
(いつまでももったいぶる相手に少しイライラするも相手がストレートに聞いてみると、「え！？えーっと…普通に好き…だよ？恋人として…」相手がどんなつもり聞いているのか知らないが、顔を赤くしてそう述べて

(え、え、え！？受験だったんですか！？大丈夫なんですか！？

………
(相手からそう聞けば微かに微笑んで「良かった…その、さっき店の人に兄弟だと思われてたみたいで、もしかしてそうなのかと…」と少し早口になりながら笑いかけ

(なんとかなるさ！…多分…

そう…か…
(相手の質問の真意がわかり、「他人の目からそう見られたっていいだろ、俺たちは俺で」と言って、ふと窓を見ると、もう真っ暗になっており「ん？俺、どのくらい寝てた？」と聞いて

(え…何だか不安になってきました…やめましょうか！？

そう…ですねっ、
(その言葉に、やっと安堵しながら「ざっとー、4時間ぐらいでしょうか」と指折り数えながら伝えてみて

(いややめないでくださいよw県大会出てんだし、推薦もらえるかなー…って企んでますから(ドヤッ

結構寝てるんだな…
(相手からどれだけ眠ってたか聞いてみると上記を述べて、「どうする？もう帰るか？」と聞いてみて

(なっ！？…いいですね運動出来る人は…推薦とか…推薦とか！！

そうですね…
(ふとベランダから暗くなる外の景色を見ながら「翔さんはもう大丈夫なんですよね？」と振り向きながら一応聞いてみて

(特待来れば何も言うことないですねー…だからって勉強しなくていいってわけじゃないんですけどねww

一応な
(相手が聞けば上記で返して「頭はまだ痛むけどな…」と苦笑しながら頭を抑えて

(受験は大変ですよねー、でも県大会まで行ったなら大丈夫じゃないですか？

え、大丈夫ですか…！？
(その言葉に自分のせいだと思えば「どうしましょうか！やっぱりこれから病院に行ったほうが…」と立ち上がり

(わかりませんよー？団体だから自分だけの力で行ったわけでもないですしね、

大丈夫だよ
(大げさに心配する相手にそう言うと、「病院行く程じゃないって」と苦笑しながら言って

(でも！学校とかだけでも有りえるかもですよ！？

………
(自分の行動に度々盛大にため息をつけば「じゃあ帰りましょうか…」とトボトボ歩き出し

(？それはどういう…？

そうだな…
(相手が帰ろうというと、ベッドから這い出して歩こうと思ったがまだ酔いが回っているのか「おっとっと…」と足元が覚束なくて

(友達の学校はスポーツで名が通ってるから、その学校ってだけで強いんですよねー、

ひゃ…翔さん！？
(ふと振り向けばフラフラな相手に驚き「やっぱり大丈夫じゃないじゃないですか…」と弱音を吐き出し

(あぁ、ありますね、自分の地区の学校は全国級が二校もあるから激戦区ですよ、

だ、大丈夫大丈夫…
(「ははは」と笑いながら言いかけると、足元がまだフラフラしていて「ちょっとタンマ…」と壁に寄りかかり