主 .。 2013-07-08 16:58:16 |
通報 |
..もう、先生..
(恐らく他意等無く己に食べさせたいとの感情だけであったのだろう、にも関わらず自身ばかり気を動転させてしまった状況を周囲からの好奇の視線も相俟って恥ずかしく感じる。顔を伏せ小さく呟くも言葉通りにフォークを持ち相手と同じサラダをゆっくりと食していき。中程迄腹に収めた所でパスタを器用にフォークへ絡ませ一口。咀嚼する度に広がるクリームの濃厚な味と丁度良い麺の硬さに表情を綻ばせて。表情を見れば味など一目瞭然であろう。二口目、フォークに絡めた麺を見詰めると目線のみで相手の方を窺う。己よりも少し早いが丁度良いペースで食していく様子に先程の恋人らしくも恥ずかしい行為を思い出す。少しは驚いてくれるだろうか、徐に顔を上げフォークを彼の口許へと近付けて「先生、..あーん、してください。」クリームが落ちない様にと空いた手を受け皿にしながら期待と不安の籠る眼差しを相手へと向けて)
トピック検索 |