owner. 2013-07-07 21:04:24 |
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あー疲れた。コンビニは割に合わねっつーけどほんとだわ…
(バイトを終え漸く自宅のアパートに辿り着いた頃は既に深夜。最近寝不足気味の所に加え、本日なかなか客足が捌けないせいで残業する羽目になった事を独り愚痴りながら重い足取りでアパートの階段を上っていき。相変わらず薄暗い階段をちかちかと頼りなく照らす照明。今にも消えそうなそれを見ていると、あの日の出来事を思い出す。――…彼女が消えてからどのくらい経っただろうか。突然己の前に現れ、可愛いげない態度で散々突っかかって来たかと思えばいつの間にか消えていた。己に何の挨拶も無しに突然。狭いアパートの中だけでは飽き、散歩にでも行っているのだろうと最初は思っていた。が、何時になっても帰って来ない。彼女がよく隠れて遊んでいたベッドの下を何度も覗いてみたし、何も見えない宙に向かって話し掛けたりもした。返事が返って来る事は無かったけれど。何かあったのかと心配もしたが彼女は幽霊、その身に何かあったとは考えにくい。ならば無事成仏でもしたんだろう、そう思う事にした。…じゃなかったら何だっつうんだ。出ていく理由が出来たならせめて一言くらい残していってもいいじゃねえか。)
……他に行くとこねえんじゃなかったのかよ、馬鹿幽霊。
(当時を振り返っている内に懐かしい思いに駆られ、自然と独り言が溢れ。彼女とは些細な事で言い合いばかりしていたが、今となってはいい思い出だ。ふっと薄い笑みを浮かべると、ポケットからキーを取り出し玄関の鍵を開けて)
―――
三連休どーにか乗り切った…ってわけで遅くなったけど置いとく。
そうやって威勢良く憎まれ口叩いてる方がお前らしいって言ってんの。ま、誉めてるかどうかは別としてな。
取りあえずまたのんびりと相手頼むわ。敢えて本体は引っ込ませてるんだからな、態度でけーとか不満は受け付けねーぞ。
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