コラボ小説☆★

コラボ小説☆★

カナリア  2013-06-17 19:38:20 
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リンリとカナリアのコラボ小説です!!
ぜひ、読んでいってください(^∀^)
コメントもくれると嬉しいです♪

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  • No.54 by 名無し  2013-06-22 08:54:31 

>麗子の一人称
リンリ 様→私
カナリア 様→あたし
※一人称が違うと統一感がでません。細かいところ、注意しましょう。

  • No.55 by リンリ  2013-06-22 09:18:08 

名無しさんコメントありがとうございます。
最近は私も気をつけています。

  • No.56 by かりん  2013-06-22 13:54:53 

中1と中3?すごい!

私も中3です・д・)

だけど、そんなの書けない…

小説書いたりしてるんだけど(泣

つーか、まじ好き!
二人の、小説の書きかた好きです´▽`

  • No.57 by リンリ  2013-06-22 17:03:54 

かりんさんまたまたコメントありがとうございます(^∀^)

かりんさんもチャットで小説書いてるんですか?
そうだったらぜひ見たいです(^_^)

カナリアとリンリでこれからも頑張っていきます!
ありがとうございました!!!

  • No.58 by カナリア  2013-06-22 18:39:31 

昨日あんま書けなくてごめんね(泣
中間テスト終わっても、約2週間後にまたテストで・・・
なんか毎日がテスト期間だよ・・ホント。
わーん!!勉強嫌だよー(ToT)

あっ!でも、いろんな人にリンリとの小説見てもらえるのは嬉しい♪
たくさん書けないかもだけど、これからも頑張っていこうね(^v^)
本当にいつもありがとー(TvT)

  • No.59 by リンリ  2013-06-22 18:53:09 

そうだったんだ・・・。
大変だね。
頑張ってそれしか言えないけど本当に応援してるからね♪

私も次の期末テスト頑張ばらないと・・・。

2人で小説書くの楽しい(^_^*)

私、カナリアに感謝しきれないくらいだよ♪

カナリアがテスト終わって落ち着いたら
2人で話せるトピ作って話したいな~♪
嫌だったらいいよ?

  • No.60 by カナリア  2013-06-22 19:55:36 


明美「・・・へ!?ここ・・・麗子さんの家だべか・・・?」

麗子「えぇ。そうよ。」

予想通り明美さんは大口あけて驚いている。
なんてったって田んぼとか山がたくさんある田舎に
1建だけものすごい屋敷がたっているから。

麗子「さぁ、中へどうぞ。明美さん。」

あたしは笑顔で玄関のドアを開ける。
今のあたしの笑顔は本当の笑顔。
だって、女友達を家に呼ぶのなんて10年ぶりぐらいだから、
ちょっと嬉しい。
だけどあたしはその10年ぶりに呼んだ女友達を、今日失うかもしれない。
だって、明美さんのこと今まで裏切ってたんだもの。
あたしも春斗が好きなのに、「応援する」とか言っちゃって・・・
でも、あたしはもう逃げない。
あたしも春斗が好きだから。

麗子「あたしの部屋はこっちよ。明美さ・・・」

明美「ほえ~!!部屋がこんなにたくさんあるだ!!オラん家の1000倍はあるだよ!?」

麗子「それは大げさ・・・」

明美「えっ!これ庭だか!?学校の校庭より広いんでねか!?オラ迷子になりそうだ・・・!」

明美さんは窓から見えてる庭に大興奮。
田舎ものって人の家に来ると騒ぎまくるのが普通なの!?
これじゃ、春斗の話ができないわ!!
もう、こうなったら強引に・・・

明美「あそこに咲いてるすずらん、春斗が好きだった花だ・・・。」

麗子「!!」

明美さん・・・ものすごく切ない顔してる・・・。

麗子「すずらんの花言葉は、純潔、純愛、そして・・・」

明美「幸福が訪れる。」

麗子「・・・そうよ。」

明美「オラん家、昔から母子家計で、貧乏で、小さい頃のオラはいっつも近所の公園で泣いてだ。」

麗子「・・・・・・・・・・。」

明美「そこで春斗に出会っただ。とてもキレイな男の子だっただ。」

明美さんは、ポツリ、ポツリと話し始めた。

明美「何回も、春斗の家に遊びに行っただ。遊びに行くたび、おじさんとおばさんは
   優しくしてくれだ。」

春斗のお父さんとお母さんのことね。

明美「おばさんは、いつもオラが帰るときに花言葉を教えてくれだ。
   ある日、またいつものようにおばさんは花言葉を教えてくれだ。それが・・・」

麗子「すずらんの花言葉?」

明美さんはだまってうなずく。

明美「オラん家、その時母さんが入院してて、本当に苦しかったんだ。
   だから、少しでも幸運が訪れてほしいと思って、オラが・・・おばさんに頼んだだ。」

明美さんの目から涙が1滴、こぼれた。

明美「すずらんがほしい。って。そすたら、明日おばさんとおじさんが買ってきてくれるって・・・
   約束してくれただ・・・わざわざ隣町まで・・・。」

確かに、ここら辺に店などない。

明美「その、すずらんを買いに行く途中に・・・事故にあっただ。」

麗子「・・・え・・・?」

明美「オラが・・・オラがあんなこと頼まなければ!!
   今でもおじさんとおばさんは生きてだ!!オラのせいで春斗は・・・!!」

  バチンッ!!

明美「え・・・?」

明美さんは頬を抑えながら驚いている。
それもそのはず、あたしが明美さんを殴ったから。(グーじゃなく、手のひらで。

麗子「明美さん、あたし、あなたにはがっかりよ。」

明美「麗子・・・さん?」

麗子「なにがオラのせいよ!なにが頼まなければよ!いい?人が1番駄目になる瞬間は、
   過去を後悔する時よ!それに、誰も明美さんのせいだなんて思っていないわ!
   もちろん・・・春斗もよ。」

明美「春斗・・・も?」

麗子「えぇ、春斗は自分の運命を人のせいにする人だと思う?
   それは、あなたが1番分かっているはずでしょう。」

明美「・・・・・・・・・・・。」

麗子「あたし、春斗が好き。この麗子様のライバルがこんなんでガッカリよ。」

自分でも分かる。
今あたしはきつい事を言った。
それでも、明美さんには前を向いていてほしかった。

麗子「叩いてごめんなさい。氷持ってくるわ。」

明美「・・・・・・・・・・・。」

黙ってうつむく明美さんをおいて、
あたしは氷をとりに行った。

  • No.61 by カナリア  2013-06-22 20:10:50 

良いね!作ろうよ!嫌なわけがないっ!!!!!!!!!!

私、頑張るよ!もう、リンリに支えられてばっかだわ・・・

You are my best friends.
Thank you very much for always helping me out.

↑なんか恥ずかしいから英文にさせていただきました(^v^;)>
分かるかな?

  • No.62 by リンリ  2013-06-22 20:47:05 

バタンとドアを閉めると足が急に震え出す。
そして自分の手のひらを眺める。

麗子「殴ちゃったわ・・・。」

一人ポツリと呟く。
まだジンジンと手が痛い。

・・・でも、ずっと前の事を今さら気にしたって何になるの?
ただ悲しくなるだけ。
きっと春斗のお父さんお母さんも悲しむと思うし、

申し訳無いから・・・っていうただの自己満足以外のなんでもない。
でもそれくらい明美さんは優しくていい子なんだわ。

事故に会ったのだって明美さんは関係ない。
ただ明美さんには前を向いてほしかったのよ。
あたしの大切な友達であり、最高の恋敵(ライバル)であるからーーーーー。

それに、本当に最低なのはあたし。
春斗と明美さんに嫉妬してしまった。
お互いが相手を思いやり過ぎてすれちがうなんて。
ずっと孤独だったあたしには羨ましい事だから。
友達は居ても“うわべだけの関係”だったし。

だから友達ってどうゆうものなのか・・・とか、
どう接すればいいのか分からないの。

だけど嘘はつきたくないの。

知らなくていいことや触れない方が良い事だってあるのかも知れない。
それでもそれなりに仲良くやっていけると思う。

だけどあたしは逃げずにぶつかっていきたいのーーーーーーーー。

あたしは氷を可愛い袋に入れ、明美さんの待つ部屋へ向かう。


ガチャッッッ・・・。


麗子 明美「・・・・・・。」

あたし達に気まずい空気が流れる。

麗子「さっきはごめんなさい。これで冷やして。
あとケーキ持ってきたの。私が作ったんだけど食べるかしら?」

明美「・・・あ、ありがとうだ。これ麗子さんが作ったんだ?凄いただ。」

麗子「口に合うか分からないけど・・・。」

明美「ううん。せっかく作ってくれたんだから食べるだよ。」

前日から用意した自作のチョコケーキ。
趣味でよくお菓子を作ってるし、おやつに・・・と思って。

でもそんな気分じゃなかったわよね・・・?
ちょっと後悔・・・。

しかし・・・。

明美「・・・美味しいだっ!麗子さん凄いただ。」

麗子「えっ・・・?ありがとう。」

びっくりしたわ。まさか喜んでくれるとは思ってなかったから。

カシャン・・・。と明美さんがフォークを置く。
その音だけあたしはビクビクする。

いつも堂々としてるあたしがこんなビクビクしてるなんて。
勢いで偉そうな事を言ったけど内心は怖かった。
嫌われたら・・・。
そう思うと動機が激しくなる。

きっと、さすがの明美さんも怒っているだろう。

そう、思っていたのに。


ーー明美さんから出た言葉はあまりにも意外な言葉だったーー

  • No.63 by リンリ  2013-06-22 20:57:53 

カナリアありがとう!すっごく嬉しい♪

実は私、愛里って子と小説で知り合って仲良くなって2人のトピ作って
話してたんだ。
だけど急に来なくなって・・・。

すごく凹んでたんだ・・・。

(←関係無い事話してごめん!)

でも今はカナリアがいるからいい♪

テスト終わったら言ってね?
私待ってるから。
でもカナリア受験生だし忙しいよね?
本当に良いの?


英文最初は分かったけど最後は・・・?

気になるー(^ε^*)教えてー!

私カナリア大好き・・・///
恥ずかしいっ(○´ψψ`○)

  • No.64 by カナリア  2013-06-22 22:33:41 

英文は「あなたはいつも私を助けてくれる、本当にありがとう。」っていう意味だよ!
もう!ハズいわっ(//o//)

その、愛里ちゃんは何か来れない理由とかあったんじゃないかな?
リンリは良い人だから、絶対なにか理由があったんだよ!

私も毎日ずっとってわけにはいかないかもだけど、
休憩時は絶対来るから!(ちなみに今一番近いテストは7月3日で模試が7月6日にある)
リンリと話すのが1番の癒しだわ(●´v`●)
私もリンリ大好きだよー!!

  • No.65 by リンリ  2013-06-22 22:39:44 

えへへ~♪教えてくれてありがとう(^ψψ^)

愛里はいい子だったしそうかなとは思うけど
理由もなく急に・・・だったから。


カナリアありがとう\(>v<)/
頑張れ応援してるよ!

カナリアとこうしていられるの凄く嬉しい///

カナリアありがとう~♪

カナリアLOVEだー///

  • No.66 by カナリア  2013-06-23 08:13:22 

ほんとありがと~(ToT)
もう、トピ作っちゃう?
リンリがいいなら即作るぜぇい!!w

  • No.67 by カナリア  2013-06-23 09:09:31 


明美「麗子さん・・・オラを・・・殴ってくれてありがとう。」

麗子「・・・え・・・?」

明美さんが言った言葉は意外なもので、あたしは驚いた。
「殴ってくれてありがとう」って・・・

麗子「明美さん、あなた、ドMだったの!?」

明美「違うでば!!麗子さん、意外と鈍感だな-・・・。」

麗子「じゃあ、どういう意味?」

明美「んだから・・・叱ってくれてありがとうって意味だ。」

麗子「なによ、やっぱりMじゃない。」

明美「麗子さん・・・プッ、アハハハッ、あんた鈍感すぎるべ~!!」

明美さんは急に笑い出した。
そしたら、あたしもおかしくなってきて・・・

麗子「アハハハッ!そんなに笑わないでよ!」

あたし達は、思いっきり笑った。
こんなに友達と笑ったの、何年ぶりかしら・・・。
あたしは失うと思っていた友達と笑い合えてることが、なんだか嬉しくて・・・
この時、少しだけ涙が出てきたのは明美さんには秘密にしておこう。

   ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

しばらく笑い合った後、少し静かになり、
どうにか話をつなげなきゃと、あたしは焦ったが、
明美さんから話し始めてくれた。

明美「オラ、人に怒られたの初めてなんだ。さっき言ったとおり、オラん家は母子家計で、
   兄弟もいなかったから、``1人にしちゃってごめんね´´って、いっつも母さんは謝ってただ。
   だから、怒られたこともなくて・・・。」

兄弟も、父親もいないなんて、
あたしには想像すらできない。

明美「んだから、本気で怒ってくれて、嬉しかっただよ!オラの事一生懸命思ってくれてるって、
   麗子さんの手のひらから伝わってきただ。」

麗子「・・・あたし、お礼を言われる立場じゃないわ。
   あなたの事``応援する´´とか言って、裏切ってたのよ?ずるい人間なのよ?」

明美「んだけども、オラに本当の事言ってくれたでねぇか!本当にずるい人間ってゆうのは、
   本当の事なんて言わねぇ。」

麗子「明美さん・・・」

明美「麗子さん、オラと違って美人だし、勝てる気なんてしねぇけんども、負けねぇよ!
   オラも春斗が好きなんだ。」

麗子「・・・えぇ。あたしのライバルはそれぐらい強気でなきゃ困るわ。でも、まずは・・・」

明美さんは強い瞳でうなずく
春斗に言うのね。過去のこと。

麗子「怖いと思うけど、頑張りなさい。今のあなたなら、きっと伝えられるはずよ。」

明美「ありがとう。麗子さん。」

明美さんはお礼を言うと、玄関へ向かった。
強い瞳。
今のあなた、すごく輝いているわ。
この輝きにあたしは勝てるかしら?
少し不安になった事も、明美さんには秘密。
そして、明美さんはもう1回、あたしを驚かせた。

``これからも、友達だよ?´´

他の人には、普通の言葉に聞こえたかもしれないけど
あたしにとっては、いままでに見てきたいくつもの宝石よりも
大切に思えた。

明美さんが帰った後に、
1人で泣いたのも、明美さんには秘密。

  • No.68 by リンリ  2013-06-23 12:56:28 

いま部活から帰ってきたー

疲れた&お腹減った・・・
トピの事、カナリアがいいならいいよ(^_^*)

楽しみ~♪

小説面白く繋げてくれてありがとう~!!

  • No.69 by カナリア  2013-06-23 17:31:56 

部活おつかれ~!
あたしはもう引退したけど、今日顔出してきた!(そして今帰宅

じゃ、トピ作っとくね♪

  • No.70 by リンリ  2013-06-23 17:49:00 

麗子「明美おはよう。」

明美「麗子おはようだ。」

あの日から数日後、あたし達は本当の友達になれた。
今は隠し事もないし、心で繋がっていると思うの。

それにあたしたちが“さん”付けしないのも大きな進歩。
唯一の友達であり恋敵(ライバル)であるあたしたち。
きっとあたしは春斗と明美が両思いになっても
寂しいけど素直に「おめでとう」そう言える気がするんだ。




ーー明美sideーー

ドキドキ・・・。
オラは今、今までで一番緊張しているだ。
昼休みの今、屋上である人物を待っているんだ。

ーーギィィィ・・・ーー。

古いきしんだ音がする方を見るとそこには“ある人物“がいた。

そう、春斗が。

春斗「・・・よぉ。」

明美「・・・来てくれてありがとうだ。」

まさか本当に来てくれるとは思っていなかったから一安心。

でも、幼い時とは違うやっぱりぎこちない空気。

オラもいつもなら耐えきれなくなって逃げるんだが・・・。

明美「春斗今までごめん。」

春斗「・・・え?」

オラは頭を下げた。

明美「春斗はオラが両親を殺したって今まで勝手に
春斗はオラを恨んでると思ってただ。
・・・だけど。」

なぜか涙がボロボロとあふれでてく。
でも最後まで伝えたいんただ。

明美「昔からずっと一緒にいたのに・・・
春斗は人を恨んだりする奴じゃないって分かってたのに。
信じてあげれなかっただ。」

なんでこんなオラは弱いんだろう?
春斗は今まで1人で頑張って来たのに。

春斗「・・・俺とっくに許してるよ。」

明美「・・・グスッ・・・え?」

春斗今とっくに許してるって言っただか?

春斗「明美は誰よりも優しい奴だからきっと、こうなるって
分かってたんだ。だから一緒にいたら辛いだろうし、
距離を取ればいいかなって思ったんだ。」

こう言うの昔から照れ臭がって絶対言わなかったのに。
・・・今も顔真っ赤ただ。

春斗「中学の時も悲しいからってただ強がってただけなんだよ。」

明美「・・・でもオラ、春斗の両親を奪ったきっかけをつくったんだ。
本当に許してくれるただ?」

春斗「・・・あったりまえだろ?俺の唯一の大切な幼馴染みだからな。」

そう言うと春斗は初めて会った時と同じ温かい笑顔を向けてくれた。

明美「・・・ありがとうだっ・・・。」

安心してこらえてた涙がドッと溢れ出てくる。

春斗「お前は初めて会った時も泣いてたよなー。」

そう飽きれながらも優しく背中をさすってくれただ。

春斗「おっ虹だ!」

明美「・・・本当だ。綺麗ただ。」



ーー春斗と見た虹は今まで見たどの虹よりも何倍も綺麗だっただーー。

  • No.71 by リンリ  2013-06-23 17:50:52 

カナリアおかえり~♪

トピありがとう(^∀^*)

  • No.72 by カナリア  2013-06-23 20:41:37 

いやいや、(トピ作るってコメした後すぐに作れなくてごめん!)
たくさん話そうね♪

  • No.73 by リンリ  2013-06-23 21:03:11 

いいよー♪
まだつくってないよね?
時間がある時で全然良いからね(> v <)

  • No.74 by カナリア  2013-06-23 21:30:38 

ーー麗子の過去ーー

明美「麗子!転校生が来るだ!!」

麗子「・・・は!?」

朝の穏やかな時間にふさわしくない大声が教室に響いた。
転校生って・・・このあたしが来たばっかなのに、もう!?

明美「男らしいだよ!それに、かなりのハンサムさんだ!」

  ピク!

麗子「何ですって!?イケメンですって!?」

明美「麗子・・・春斗が好きなんでねぇのか・・・。」

麗子「えぇ、好きよ。でも、イケメンを落とすのってどれだけ気分が良いことか分かる!?」

明美「いや・・・オラは分かんなくていいだよ・・・」

明美、苦笑中。
だけど、本当に気持ちいいのよ!イケメンがあたしの虜になるのって。
よーし!麗子様、張り切っちゃう♪
1人で勝手に盛り上がっていると、先生が教室に入ってきた。

先生「席に着けー。転校生紹介するぞ-。」

先生は廊下にいる転校生に「入りなさい」と手招きをした。
ドキドキしながらみんな転校生に注目している。
どれぐらいのレベルかこの、麗子様が拝見してあげるわ。
どれど・・・!?



う・・・そ・・・



何で、ここにいるの・・・・・?



先生「今日から、このクラスの一員になる・・・」

海人「佐々木海斗です。よろしくお願いします。」

  ガタッ!

先生「どうした北上。いきなり立ち上がっ・・・」

麗子「どうして・・・どうしてあんたがここにいるのよ。」

海人「ん?おぉ!麗子じゃん!久しぶり。元気だっ・・・」

麗子「今度は何が目的?お金?権利?それとも・・・またあたし?」

先生「私語は慎みなさい、北上。席に着きなさい。」

麗子「・・・・・すみません・・・。」

あたしは席に着きながら海人を睨みつける。
海人はあたしをニヤニヤ笑いながら見てくる。
ずいぶんと、やっかいな奴が転校してきたわね・・・

  • No.75 by カナリア  2013-06-23 21:32:20 

いや、作ったぜ!
「リンリとカナリアの語り場」っていうトピ!(個人)

  • No.76 by 御影  2013-06-24 01:33:38 


お二人様の小説素敵です!私も小説を書いているのですが文章がなかなか纏まらず…。
参考にさせていただきます!内容はパクリませんのでご安心を;

  • No.77 by カナリア  2013-06-24 17:08:19 

御影さん!ありがとうございます!!
御影さんの小説読んでみたいです!
トピ名とか教えてくれると嬉しいです(^o^)♪

  • No.78 by リンリ  2013-06-24 18:42:41 

コメントありがとうございます(^ v ^*)

カナリアと同じく私も読みたいです!

  • No.79 by リンリ  2013-06-24 20:26:16 

なんであんな奴がここにいるのよっ!

こんな偶然ってあるの!?

あたしはあまりにも驚いて全然先生の話が耳に入って来なかった。

キーンコーンカーンコーン・・・。

長かったHRがようやく終わる。
いきなりすぎて・・・ちょっと頭痛くなったかも。
そう思い、一人静かな屋上へ行こうとする。

しかし・・・

海人「麗子っ♪お前変わってねーな!」

最悪。

馴れ馴れしくノンキに話しかけて来ないでよっ!
っていうかあの事忘れたのかしら?
・・・まぁコイツはそういう性格だからね。

麗子「・・・あんたも変わってないじゃない。うっとうしいところが。」

“ニコッ”といつもの営業用の笑顔を張り付ける。

はぁ、あんたといると昔からろくな事がないのよ。
極力関わりたくないんだから、よってこないでよねっ!

それに今、コイツは顔だけは良いから、女子が熱い視線を送っている。

・・・そういう意味で言ったのにコイツには通用しないみたいで。

海人「麗子は相変わらず冷たいよなー。元彼にこの態度はねーだろ?」


ざわっ!
男子1「れっ麗子様の元彼!?」

男子2「・・・そっそんなぁ!」

女子1「なんでこんな性格ブスと!?」

女子2「嘘っ!ショックッ~!」

あたしのファンが騒ぎはじめて、教室はうるさいほど騒がしくなる。

それに、どさくさに紛れて女子はあたしの悪口言いやがったわね!?

顔には出さないけど今、あたしの怒りメータはMaxを越えているわっ!

沸々と怒りが沸き上がってくる。

もう嫌っ!

麗子「行くわよ明美!」

明美「えっ・・・麗っ!?」

人混みでポカーンと放心してた明美を無理矢理引っ張り出すと
直ぐさま屋上へ、ドスドスと早歩きで向かう。

ギィィィィ・・・。

屋上のドアが閉まるとあたしは、同時にため息をつく。

明美「・・・えっとさっきのは・・・?」

麗子「ええ。本当よ。」

あいつだけには一生会いたくなかったのに・・・。

「えっと、今から5年前ーーーー。」



あたしはポツリとあいつとの過去を話出した。

  • No.80 by カナリア  2013-06-25 18:46:36 

リンリ~!!
私が考えてた設定通り!(海人が元彼)
以心伝心ってかんじ?♪
さすがです!!

  • No.81 by カナリア  2013-06-25 19:31:54 


あたしは静かに、自分の過去を明美に話しだす。

麗子「さっき言ったとおり、海人はあたしの中学時代の元彼よ。」

明美「麗子、彼氏いたんだべか~!確かに美男美女で納得いくだ。」

麗子「中学のころもそう言われてたわ。あたしはこういう性格だから、海人が彼氏だということが
   とても自慢だったの。」

あのころのあたしは腐ってた。
結局、海人じゃなくても、イケメンだったら誰でも良かった。

麗子「だけど、次第に本気で好きになってきてね。毎日が幸せだったわ・・・。」

明美は黙って真剣に聞いてくれている。

麗子「だけど、相手は違かったみたい。相手は、あたしのルックスと、お金しか見てなかった・・・」

明美「え・・・」

明美も少し驚いている。

麗子「毎日、毎日、強引に・・・・・・・・・・っー・・・・・・!!」

明美「だっ、大丈夫だか!?麗子!!」

麗子「だ・・・大丈夫よ・・。」

思い出すだけで吐き気がする。
それぐらい、あたしにとってはトラウマなんだ。
だから、自然とあたしの脳に、ある言葉が植え付けられた。



ーーーーー人を愛した分、苦しみが返ってくるーーーーー



麗子「それから、ここに転校してきて、忘れられると思ってたのに・・・どうしてっ・・・」

涙が・・・・・・・零れた

それぐらい、あたしには、つらい、思い出。

明美「麗子・・・もういいだよ。ごめん。もう、聞かないから・・・」

優しく抱きしめてくれた明美の腕に、
必死にしがみついて泣いた。


  ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

明美「じゃ、また明日!」

麗子「うん・・・また明日ね。」

あの後、明美はあたしと一緒に学校をサボってくれた。
本当に、明美にはいつも助けられてばかりだわ・・・。
あたしも何か明美の助けになりた・・・

海人「サボりなんていけませんよー。麗子ちゃん?」

麗子「!!?」

後ろから声がした。
あの時あたしが愛しくてたまらなかった声。

麗子「海人・・・・・」

海人「ん?なんでそんな暗いの-?あ、さっきのお友達に俺らのこと話したの?」

麗子「あなたに関係ないわ。」

海人「何で?だって俺と麗子の事じゃん。関係大ありでしょ。」

麗子「・・・・もう、あたしに二度と話しかけてこないで。」

海人「ふーん。じゃあ、あのお友達と仲良くしちゃおうかなぁ・・・。」

麗子「明美に手を出さないで!!!!!」

あたしは振り返り、海人に思いっきり怒鳴った、瞬間。

   チュッ


あたしは海人に唇を奪われた。

海人「やっぱり変わってねぇな。ちょっと言うとすぐ熱くなる。そんなとこ好きだぜ?」

麗子「なっー・・・・・!!!」

あたしは手を振り上げ、海人を殴ろうとした・・・けど・・・
なぜか、あたしはその腕を下ろすことができなかった。

海人「殴んないの?良いよ、別に。殴っても。」

何で?何で殴れないの?
ただ、思いっきり叩けばいいだけよ?
なのに・・・たったそれだけのことなのに・・・


あたしは静かに腕を下ろした。

海人「殴らないんだ?」

麗子「勘違いしないで。」

あたしはそう言い残し、家への帰路を思いっきり走った。

  • No.82 by リンリ  2013-06-25 20:27:36 

バタンッ!


家のドアを勢いよく閉める。

麗子「・・・何で殴れなかったの?」

誰もいない家で一人呟く。
明美にまで手を出そうとしてムカついたし、
昔もひどい事されたって充分理解してる。

だけどあいつはあたしの初めて本気で好きになった人で、
・・・何よりあの時、脳裏にあいつとの楽しい思い出が浮かんだの。

頭ではムカついていても心の中では殴れないって言ってる。
あれだけひどい事されてもう吹っ切れたと思ってたのに・・・

麗子「・・・嫌じゃなかった。」

不意打ちにキスされて正直、嫌じゃなかったのよね。

今はもちろん春斗一筋。
・・・だけどあの時はあたしから言わないと
キスしてくれなかったから・・・。
突然されてビックリしただけよね?

今更何よ・・・。
あの時今みたいにしてくれていたらーーーーーーーーーーーーーー。


今あたし何考えてたのよ?
もうヨリを戻したいなんてちっとも思って無いのに・・・。


ーー次の日の学校ーー

はぁ、寝れなかったわ・・・。
昨日、海人の事考えて気づいたら朝になってて・・・目の下はクマ。
クマは何とかあたしのプロ級のメイク術でどうにかなった。

・・・だけど海人の事はこのあたしでも、どうにもできない。

男子1「麗子様おはようございます。」

いつものあたしのファンクラブの男子が
顔を赤らめてこっちを見ている。

・・・いけないわ。悩むなんてあたしらしくないわ。

麗子「あっ・・・おはよう・・・」

海人「よっ!麗子おはよう~♪」

で・た!

麗子「だからまとわりつかないでよ!」

海人「とか言って本当は嬉しいんじゃないの~?」

麗子「!?」

海人「あれ~もしかして図星~?」

麗子「なんであたしがあんたにっ!」

あり得ないあり得ない!!!

あたしは海人の前を通り過ぎようとした
その時、

海人「覚悟しとけよ!」

といきなり意味不明な事を叫ぶ。

麗子「はっ!?意味分かんないわ!」

あたしはその時全く気にしてなかったけど・・・
この時、恋の歯車が動きだそうとしていた。

  • No.83 by リンリ  2013-06-25 20:29:04 

カナリア~!

なら良かった~(´・o・`)ホッ・・・。

  • No.84 by カナリア  2013-06-26 18:23:23 

絵文字かわいい~(>∀<)
ホッとした感じが伝わってくるw

今、思ったんだけどさ・・・
春斗、最近出番が激少ない!!!!!
リンリは書いてくれてるけど、私全然書いてないよね!?
ゴメン!
ってことで春斗出します。

  • No.85 by リンリ  2013-06-26 18:27:17 

ウチも思ってた!
春斗忘れとった・・・←おぃっ!
了解です(・ω・´)

  • No.86 by カナリア  2013-06-26 18:29:57 

また切れた・・・
半分以上書いてたのに・・・(泣

  • No.87 by カナリア  2013-06-26 18:59:57 


~春斗side~

女子1「海斗様~!!私お弁当作ってきました!!」

女子2「海斗様!私は教科書持ってきました!!
    転校してきたばかりなので、まだお持ちでないかと・・・。」

海人「ありがと♪みんな。俺幸せ♪」

女子一同「キャ~!!!!!海斗様のためならなんだってします!!」

俺、春斗は今超絶機嫌悪いです。
理由は上の会話を見たら分かると思うが、原因は転校生の佐々木海斗。
俺のファン半分くらい取られた。
(一応俺の方が多いけど!!)
しかも・・・

女子1「もう、この学校って最高よね!!」

女子2「ねぇ~!!エレガント王子、春斗様と・・・」

女子3「肉食系王子、海斗様・・・もう最高の組み合わせよね~!!」

ふざけんな。
前は俺の天下だったのに・・・!!
王子は俺1人で充分なんだよ。
そ・れ・に・!!

男子1「なぁ、あの海斗って奴、麗子様の元彼らしいな。」

男子2「うん・・・俺ショックすぎて具合悪い・・・。」

男子3「俺も。しかも朝のHRで麗子様と海人の間に何かすごい空気が流れたって。
    噂はホントっぽいな・・・。」

麗子の元彼!?
あいつ彼氏いたのかよ。
なんであんな奴なんかと付き合ってたんだよ。
俺の方がかっこいいし、人気だって・・・


ん?



俺、なんでこんな事考えてんだよ。
麗子なんてどうでも良いじゃねぇか。
なんで・・・なんで・・・


もしかして
俺が異様に海人って奴にイラついてるのは・・・
麗子の元彼だから・・・?


それって
まるで・・・






こんなの俺じゃない。

  • No.88 by リンリ  2013-06-26 20:54:02 

何でこんな事になったのよ!

海人「麗子~!ここわかんねぇーよ!」

明美「うーん。オラもわかんねぇだ。」

春斗「・・・・・・。」

海人はずっとうるさいし、春斗はずっと無言。

あたし達4人で放課後に図書室で勉強中。


ーーさかのぼる事2日前ーー。

海人「麗子勉強会しよっ!教えて~♪」

麗子「む・り!」

海人「おいっ!即答かよっ!」

麗子「だってそんな時間無駄だもの。」

海人「固い事言わない!だって麗子頭超良いじゃんっ♪」

ピクッッッ!

麗子「あったり前じゃないっ♪」

あたしは前の学校で学年トップだったのよねっ!
たとえ海人でも誉められるのは悪い気はしないわっ♪

海人「そういえば春斗って知ってる?」

麗子「!?・・・知ってるわよ。」

ビックリしたわ・・・。春斗の名前が出てくるなんて。

海人「俺の友達なんだよっ!
まさに、類(イケメン)は友を呼ぶっていうのー♪」

(←勝手に友達と思い込んでるだけ)

麗子「・・・で?」

ウザイッ!!!

海人「まぁ、ソイツ学年トップらしくてさ~
誘ったからさ~麗子の友達©も呼んで楽しくやろうぜ~♪」

春斗学年トップなのね・・・なかなかじゃない。

うーん。春斗と明美もいるなら良いわよね・・・?
そ・れ・に!春斗と喋るチャンスッ♪

麗子「しょうがないわね・・・良いわよっ!」


ーー回想終了ーー。
この時までは楽しい勉強会になると思ってたの。
まさか嵐のような勉強会になるなんて思ってもみなかった・・・。

  • No.89 by カナリア  2013-06-30 17:03:18 

ほんと、なにもかも終わったらすぐ来るから!!
リンリごめんね・・・。

  • No.90 by リンリ  2013-07-01 06:57:12 

おkまってるよー

  • No.91 by カナリア  2013-07-12 16:39:27 


「なぁ、なぁ、春斗。ここ分かんね-!」

「・・・・・・・・・・」

「なぁ、なぁ、春斗はなんでそんなに頭良いんだ?顔も俺と同じでイケメンだし。」

「・・・・・・・・・・イラッ」

海人、見事に春斗の怒りのツボ押しまくってるわよ・・・
あたしたちは今、図書室で勉強中なんだけど・・・

「なぁ、なぁ、春斗ー♪」

「麗子ーここ分かんねぇだー!」

「・・・・・・・・・・・・」

なにこの空気!!
春斗無言だし、海人五月蠅いし、明美鈍いし!!
もう、あたしの妄想・・・じゃなくて想像では・・・・・

ーー妄想ーー

「麗子様、ここ教えてくれる?」

「しょうがないわね!ここは・・・」

「さすが、分かりやすいな。」

「い、いや、春斗ののみ込みも早いわよ。やるわね。」

「そ?じゃあさ、解けたご褒美に・・・俺の彼女に・・・・なってくれる?」

「しょっ・・・しょうがないわね!!なってあげるわ!」

ーー妄想終了ーー

な、はずだったのにー!!(←海人と明美の存在忘れすぎ
もう・・・こうなったら無理矢理春斗のところに・・・

「麗子-♪春斗が冷たいよ~!可愛そうな俺を慰めて~!!」

ガバッ!!!

「!!?」

なっ!何!?
一気にあたしの視界は海人に塞がれた。

「何抱きしめてんのよ!!!離れなさいよ!!」

「えー!いいじゃん♪あの頃みたいにラブラブしようぜ・・・」

バンッ!!

「・・・・・え?」

「いい加減にしろよ。ふざけんだったら、俺帰る。」

春斗・・・・?

「春斗!帰るって・・・どうしただ?急に・・・」

「うるさい。」

春斗はそう言い残すと、図書室を出て行った。
あたしは海人を振り払い、春斗を追いかけた。

「待ってよ!!海人にイラつくのは分かるけど・・・明美までに当たるなんて・・・
 それに、海人だって悪気があった訳じゃ・・・・」

「あいつの事かばんの?」

「!!」

「はっ!やっぱ、元彼だから?」

「違っー・・・」

「俺まで巻き込むなよ。」

春斗は、冷たく、あたしにそう言って・・・
行ってしまった・・・
あたし、春斗を怒らせた?
あたしは・・・ただ・・春斗が好きで・・・

ギュッ

誰かが、あたしを抱きしめてる・・・?
なんて、優しい腕なんだろう
目をつぶると、その腕は春斗の腕に思えて・・・
あたしはこんな風に、春斗に抱きしめてもらいたくて・・・
だけど、目を開けると、そこには春斗じゃない、別の人がいる。

「海人・・・」

  • No.92 by リンリ  2013-07-12 17:41:38 

ごめん!!!

投稿する!・・・時に切れたー((泣

話も考えたいから夜に書くね!

待ってて~(>∀<*)/

  • No.93 by カナリア  2013-07-14 11:27:23 

私たち切れるの多いよねww

いつでも待ってるぜぃ!!

  • No.94 by リンリ  2013-07-15 08:49:44 

「・・・好きだ」

「・・・うん。ってえっ!?」


今海人なんて言った!?
一瞬何故かときめいているあたしがいる。
・・・でも思い出すのは過去・・・。
今でも思い出すたび苦しくなる。


バシッ!!!


あたしは思いっきり海人を突き放す。
海人も油断していたのか、あっさり海人の腕をとくことに成功。

「もうそんな事言ったって通用しないわよ!?」

あたしは必死に抵抗する。

しかし負けず嫌い(?)の海人も黙っていない様子。

「違ぇーよ。本気だ。」

同様した素振りは一切無くて堂々と言う。

「なっ!あんたいい加減にしなさいよ!」

「はぁ・・・。」

「・・・?何よ!」

「俺は麗子の事が好きだ。」

「!?なっ・・・。」

「俺、麗子の事愛しまくってるから。」
←ちーん。麗子固まる。

「・・・よくそんなこと言えるわねーホストでも目指してるのかしら?」
←蔓延の笑みで。

「・・・ブチッ!!!俺がせっかく言ってやってんのに」

「あら頼んで無いわよ?ホ・ス・トさん?」

「チッ。お前・・・本当に女かよ?」

「あんたこそ女の子にそんなこと言っていいの?ホストでしょー?」

「黙れ。」

「ホストくんこそ。そんなんじゃ売れないわよ?」

「なんだと!?」

「心配してあげてるのよ?」

「余計だ。てか、自分の性格直せよ。性悪女!」

「なんですって!?」

「本当の事じゃん。」

「なっ!?」



ーーーー15分後ーーーー

「ナルシスト女!」

「カッコつけ男!」

「あたしが美しいのは本当じゃないの。」

「・・・ボソッ。それがナルシストだろ。」

「あーもう!!あんたといると無駄に疲れるわ!」

いつの間にかに涙も止まって・・・
あら?

「海人はなんで追いかけて来たのよ?」

用事があったならともかく、ただあたしに喧嘩売ってるだけじゃない。
なんで・・・???

すると海人は呆れた顔して
「バカだな。」

と一言。

「なっ!「お前はいつも強がってるじゃん。」

あたしはムカついて、一言二言言ってやろうと
したのに海人にさえぎられる。

「無理すんなよ。」

海人はそれだけ言うと、あたしの頭をぐしゃぐしゃと
撫でて行ってしまった。

いつも毎朝1時間かけた髪がぐしゃぐしゃになったのも・・・
もうどうでも良かった。

嬉しいような・・・。
悲しいような・・・。
ムカつくような・・・。
複雑な気持ちでどんどん小さくなる海人をあたしはただ、見つめていた。

  • No.95 by リンリ  2013-07-15 08:53:33 

カナリア~やっと書くことに成功!!!
内心いつ切れるかヒヤヒヤしてたよ・・・(・0・`)ホッ・・・。

じゃあカナリアよろしく~★☆★

  • No.96 by カナリア  2013-07-15 19:37:59 

その気持ちめっちゃ分かるっw
結構スリル満天だよねw

よっしゃ、まかせときぃ!

  • No.97 by リンリ  2013-07-15 19:42:14 

もう前投稿する時だったからもうー!!!って感じ。

もう二度と味わいたくない。((笑


おー願ーい!!!

楽しみに待ってるよ^^

  • No.98 by カナリア  2013-07-15 20:02:32 


「おはよ-!麗子!今日も良い天気だべ!」

「・・・・・・・・・・・・ブツブツ」

「・・・?何呟いてるだ?」

「・・・いや、これじゃあ・・・・でも・・・・ブツブツ」

「麗子ーーーーーーーーー!!!」

「!!?ビックリしたー・・・何だ、明美じゃない。おはよう。」

「”何だ、明美じゃない。おはよう。”じゃないだよ!!クールに流したって無駄だ!
 さっきから話しかけてんのに、何呟いてただ?」

「あ、あぁ・・・まぁ・・・うん。そうゆうことよ。」

「全然答えになってないだ・・・」

朝からこのあたしがなぜこんなにも1人ごとが多いかというと・・・
まず、春斗。
もう、王子様オーラすら見えないほどの超絶不機嫌。
そして・・・

「れ・い・こ~♪おはようっ♪」

「・・・・・・・・イラッ」

この男が原因。
何か「好き」とか急に言ってきたり、
急にケンカになったと思ったら「強がってる」とかあたしのこと分かった風に言ってきたり・・・
考えてることがよめない!!

「麗子・・・」

「なっ、何よ・・・」

ほら、また急に真剣な顔するし!
きっと何かとんでもないことを・・・

「朝のチューは?しないのー?」

ボカッ!!!

「いってー!!何で殴んだよ!!」

「うるさい!そんなのするわけないでしょ!?だいたい、何であたしがあんたなんかと・・・」

「そりゃぁ、俺が麗子の事好「わーーーー!!こんな公衆の面前で言わなくていい!!」

「チェッ-・・・」

もう!何でこんな奴転校してきたわけ!?
もう嫌!!

「・・・楽しそうじゃん。」

「・・・え?」

私とすれ違った瞬間に呟かれた言葉は、
春斗のものだった。

春斗は何かに怒ってる。
だけど・・・

「何に怒ってるのか分からないわ・・・」

だって、春斗は海人のバカ騒ぎぐらいでそんな本気で怒るわけない。
春斗は一体何におこっているの・・・?
あたしはこの時、海人が春斗を呼び出ししてるなんて知るよしもなかった・・・








  • No.99 by リンリ  2013-07-15 20:40:27 

ーー春斗sideーー


「きゃぁ~!春斗様おはようございますぅ♪」

「おは・・・ビクッ !」

「・・・ヒソッ。今日春斗様どうかしたのかしら?」

「凄い不機嫌だわ・・・。」

それもそのはず。
いつもの春斗とはうって変わって今日の春斗は不機嫌だ。

いつも振り撒いてるあの王子スマイルはないし、
彼を振り撒く空気はいつもと180度違う雰囲気だ。

しかし当の本人は何故自分が怒ってるのかも分からないらしい。

「ボソッ。何だよあれ・・・。」

昨日の出来事がずっと脳裏から離れない。

元恋人同士の麗子と海人。
当然俺には分からない強い絆があるわけで・・・
それに・・・

手を繋いでデートして、”キス“ したり・・・。

「なっキスなんか当たり前だろ!?なんで俺・・・「春斗様?」

「・・・えっ?」

「今日おかしいですわ。何かおありで?」

それは俺のファンの女だった。
キツいバラの・・・トイレの芳香剤のような
臭い香水の臭いが充満している。

さすがの俺もキツかったが本音は言えるはずなく
誰にも分からない様に一歩下がった。

「いや・・・何もないよ。」

俺は直ぐ様“王子様モード“に切り替える。
いつも通りに嘘の笑顔を張り付けて。
しかし、さすがと言うのか・・・

「何もないわけないじゃないですか!」

とその芳香剤女(←勝手に命名)が言う。

チッ・・・。
変なところに鋭いからめんどくせぇ。

「本当に何もないか「きゃああああ~!!!」

「・・・」

またさえぎられたし。

しかもこんなデカイ歓声って事はあいつか・・・

俺はデカイため息をついた。

そう。あいつだ。

「海人さまぁ~!」

「今日もカッコいいわぁ~」

「皆、ありがとな。」

ヤツが女子の大群にバチッとウインクすると女は一瞬で
タコみたく顔を赤くする。

最悪だ。よりによってこんな時に・・・

俺はさっさと立ち去ろうとした。・・・が。

「あ~!春斗やっと見つけたわぁ~♪」

海人の声で俺は逃げる事さえ出来なくなった。

かーん。

俺の頭の上にタライが落ちる音がした。

  • No.100 by カナリア  2013-07-18 20:04:56 


ー春斗Sideー

「何なんだよ、朝っぱらからこんなとこに呼び出して。」

「話があるから呼んだんだよ。」

ったく、いきなり屋上なんかに連れてきやがって・・・
しかも、いつもより真剣な表情。
ホント分かんねー、こいつ。

「あのさ、麗子のことなんだけど・・・」

「何だよ。」

「お前、麗子の事好きなの?」

「!!?」

「どうなんだよ。」

こんなこいつ初めて見た。
声色、表情が・・・・違う。

「べ、別に。何ともおもってねーよ。」

「本当か。」

「何だよ、何でそんなこと俺に聞くんだよ!」

「俺の目には、お前が麗子の事好きなようにしか見えないからだ。」

「!!」

「本当に好きなら、正面からぶつかっていけよ!!もし、お前が逃げるんなら・・・」

こいつは、本当にあの”海斗”か?
こんなに、真剣に・・・

「俺はお前に、麗子を渡さない。」

そう言うと、海人は俺を屋上へおいて、その場をあとにした。

”俺の目には、お前が麗子の事を好きなようにしか見えない”

俺は、好きなのか?あいつを。
分からない。

好きって・・・


どういう感情だっけ・・・





  • No.101 by リンリ  2013-08-04 21:37:46 

ーー春人sideーー

海人が屋上を出てった後、俺はその場から動けずにいた。

好き?
俺が・・・麗子を?
自分で思うだけで笑える。
だってあの麗子だぞ!?
うるさくてワガママで、ナルシストで・・・。
必死に自分に問いかける。
最初はうざかった。でも今は・・・。
明美と俺の事を自分の事みたいに、
一生懸命、取りもとうとしてくれて。
それに、麗子と海人の関係にモヤモヤして・・・
俺なりに考えた結果、・・・分からない。
だって本気の恋したことなかった。
全員俺の顔だけしか見てなくて、冷めてた。
俺意外と奥手なのか?
なんて一人考えてる事に笑える。
次第にイライラしてきて・・・
何でこの俺が麗子に悩まされなきゃいけないんだ!?
この気持ちは何なのか・・・確かめてやる。
そう思い俺は屋上を出た。

  • No.102 by リンリ  2013-08-04 21:39:49 

カナリア待たせてごめんね。
小説書かなくていいよ。
カナリアのとっても大事な時期だからね。

応援してる。
また…悩んだりしたら愚痴みたいなの聞くからね(^∀^*)

  • No.103 by カナリア  2014-01-07 12:18:40 


「ねぇ、明美、今日春斗のこと見た?」

「へ?あー、そういえば朝以来見かけてないだ。」

「そう、ありがとう。」

せっかくの明美とのランチタイムも、何だか気分が上がらない。
春斗・・・朝会ったとき何だか様子がいつもと違かった・・・
もう昼休みなのに・・・
やっぱり、あたしが何か怒らせるようなことしたのかしら・・・

まっ、まぁ、別に春斗が勝手に怒っているだけだし!
あたしが何かしたならハッキリ言えば良いじゃない!
そうよ!ハッキリしない春斗が悪いのよ!

「へー、ハッキリしない俺が悪いのか-」

「そうよ!春斗が悪・・・!!?」

「全部声にでてるだよ・・・麗子・・・」

「えっ!?あっ、春斗いつからっ・・・」

「’’まっ、まぁ、別に春斗が勝手に怒っているだけだし!’’からずっといたけど?」

「!!?」

「ちょっと来い。」

そう言うと春斗は強引にあたしの腕を引っ張った。
いつもならここで抵抗するのが麗子様なのに・・・
あたしは春斗に気迫負けし、おとなしくついて行った。

 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「ここなら誰もいねぇな・・・」

ぼそっと呟いた春斗の言葉の意味が理解できなかった。
わざわざ人気のない屋上に連れてきて・・・
まさか本気であたしに文句でも言いたいのかしら・・・

「ねぇ、午前の授業にも出ないで・・・どこ行ってたのよ。」

「ずっとここ(屋上)にいた。」

「?・・・こんなところで何時間も・・・?何してたの?」

「ずっとお前のこと考えてた。」

「!?」

自分でも分かる。
今、あたしはきっと顔が真っ赤になっていること。

「そんでさー、俺、気づいたんだよね。俺・・・」

心臓が飛び跳ねた。
息が上手く出来ない。
まさかーーー・・・・



「お前のこと好「ああああたしは!誰とも付き合う気ないからっ!」



え?今あたし・・・


何て言った?



  • No.104 by Dear  2014-01-09 20:25:25 

リンリ&カナリアさん
見ましたよー!!
続きが気になって仕方ない(;´д`)

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