主 2013-05-20 06:07:31 |
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―…春、都…。…ッ、待ってるとは言ったけど、まさか一週間も帰らないとか聞いてない。心配…、したんだからな馬鹿春都…っ…!
(真っ先にリビングを覗くも兄の姿はなく、背後から聞こえる足音にばっと振り向けば会いたかった相手の姿。離れていたのは一週間、しかし強い想いが募ってかそれ以上に長く感じてしまい。兄が戻ったら真っ先に返そうと決めていた『お帰り』の言葉は何処へやら、安堵と嬉しさの高ぶりからか普段と変わらない憎まれ口を叩いてしまい。相手の笑顔と『ただいま』と抱擁、そして口付けは張り裂けそうな程に己の胸をいっぱいにし。唇が離れると今にも泣き出しそうな程眉を下げるも、「…お帰り、春都」笑顔で挨拶を返すと、存在を確かめるように強く抱き締めて)
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