実花 2013-04-07 01:01:44 |
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5分後、無事に塾に着いた。
茉莉を探す為にキョロキョロしていれば、茉莉が此方に走って来た。
実乃梨「ごめん、ちょっと遅れた! 」
茉莉「ううん、いいの…。」
実乃梨「? 何かあった?」
茉莉「あのね…あのね、好きな人、来なかった。遊びにも塾にも。」
涙目になりながら言う茉莉。
うわ、やっぱ最低! なんでそんな奴が茉莉の1番なのよ!
実乃梨「そっか。用事があったんじゃないかな?大丈夫、茉莉との約束の事はきっと覚えてるよ。」
茉莉「うん、そうだね…そうだよね! 」
そう言えば涙を拭き取り笑顔になった茉莉。
切り替えはやっ。←
実乃梨「あ、そうそう。私も今日さぁ、変な人に会っ」
茉莉「あ!清末クン! 」
「た」と言おうとすれば茉莉に遮られ茉莉はある男の所へ行った。
清末…何処かで聞いた事のあるような…?
そう思えば茉莉の方へ視線を向ける。
清末「マジごめんな。忘れてたわけじゃなくてだな、」
茉莉「ううん、別に大丈夫だよ^^ 」
きょ、今日の変な人ーーー⁉
待てよ。名前は涼汰でしょ。清末涼汰…、小学生の…。
唖然とする私に茉莉が耳元でコソッと話しかけてきた。
茉莉「この人、私の好きな人でね。清末涼汰って言うの。」
とニコニコしながら言う。
実乃梨「……そ、そうなんだ- 」
茉莉「?どうかした?」
実乃梨「い、いやっ、何でもないよ」
涼汰「あれ、お前さっきの。」
実乃梨「あはは- 。どうも-。」
冷や汗かきながら苦笑いを浮かべる。
涼汰「早瀬さんの知り合いだったんだな。さっきの用事もこれ?」
実乃梨「うん、まぁ。」
茉莉「………」
茉莉の方をチラ見すれば俯いていた。
やばっ。
実乃梨「えー、っとさっきそこで会ったんだよね! ただサッカーしただけだよね! 」
涼汰「? おう」
茉莉「そうなの?…」
実乃梨「うん! じゃあ私はこれで!」
茉莉「うん、今日電話するから^^ 」
涼汰「またな- 」
うわぁ、電話するからってなんか怖ー…
ってか茉莉の好きな人って涼汰だったの⁉
確かに優しいけど…小学生の頃とは大違いじゃない⁉
恐る恐る後ろを振り向けば茉莉達が楽しそうに話していた。
>>桜花チャン
(( 初めましてですね! 有難うございます!! ))
>>大希クン? チャン? ←
(( 初めましてですね! 有難うございます!! 照れられたら照れます^^* ←←))
その夜、本当に茉莉から電話がかかってきた。
ーーーーーーーー数分前。
実乃梨「もしもし」
茉莉「あ、実乃梨ちゃん?今日は色々とごめんね。」
実乃梨「あ、全然いいよー」
茉莉「それでね…」
実乃梨「うん、なに?」
茉莉「実乃梨ちゃん、清末クンの事好き?」
実乃梨「え⁉」
茉莉「そっかー…そうだよね。清末クンカッコ良いし…」
茉莉の声かすれてる…!
実乃梨「全ッ然! ただ単に小学生の時の知り合いだったみたい! それだけだから! ね?」
茉莉「ほんと…?」
実乃梨「ホントホント! 」
茉莉「良かった…」
実乃梨「うん!」
茉莉「あ、清末クン同じ学校だったみたいなの。クラス違うけどね」
実乃梨「へー! チャンスじゃんね! 」
茉莉「うん! じゃあお休みなさい! 」
そう言って電話を切った。
ーーーーーーーーー
同じ学校とか…ちょっと気まずくなるんですけど。
まあいっか。いつも通りいつも通り!
そう決心すればいつまにか寝ていた。
>>ゆうきサン
(( 本ッ。凄い、そこまでてすか?有難うございます!))
>>皆さん
((遅くなりましたー。今日はこれにて終わりにしまーす。すいません))
最高におもしろいですっ☆
感激しました〜(T ^ T)
続きめっちゃ気になります!
がんばってくださぁい(((o(*゚▽゚*)o)))
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