美樹さやか 2012-09-06 22:02:21 |
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>リリス
…君が今までリリスを守っていたんだな。この力を使ってはじめて気付いたが…君の魔力と魔法の質は、俺の生きていた幻想郷の質に近いからな。
(リリスの髪の色が変わり、口調が変わったとしても、暁は驚かなかった。暁は悪魔の力を使ったと同時に、リリスの悲しみと、リリスとは違う存在に気付いたのだ。リリスの事を何でも知っているであろうその存在は、自分が死んでも構わないと言う。が、それはリリスが悲しむからこそ、騎士ならリリスの気持ちを考えろと言われ、暁は、ふと思った)
…君も充分優しいと思う。リリスの事を、それだけ考えているんだからな…それと…俺は人間を辞めたけどな、現在進行形で悪魔になっている。
(だが、暁はそのふと思った事を、中々言い出せずにいた。自分が他に思っている事を言って、其処で止まってしまう。だが、後で聞けないかもしれない…ならば、暁は聞くしかなかった)
…なぁ、リリスは…その…なんだ、俺は好きか…? 勿論、友人としても…その先の…恋愛としての意味として、考えても、だ…
(暁は、顔を見ずに聞いた。例え今はリリスで無くとも、リリスと同じ顔をしていて、リリスの事を何でも知っているのなら、その答えを聞いてしまうかもしれなかった。それが、怖かった。正直、死ぬ事や魔女、下手をして怒ったら、恐ろしい笑顔で砲撃を放ってくる同僚よりも怖かった。何故か? それは…その意味は…暁自身が分かっていた。だからこそ、彼はこう言った)
…ふぅ…覚悟したんだけどな…こんな事を聞いておいて…リリスが悲しむと言われて…俺は死ぬ運命だってのに、**なくなるじゃないか…俺一人なら無理かもしれないが…君やほむらに富となら…この運命は、変わるかもしれないしな。
(暁は、前を向いた。今、此処で死ぬ運命が変わるのなら、まだ生きれるのなら、俺は…! 暁は、想いを強くした)
…上等じゃないか。死神をおっぱらってやらないとな…そうだ、何時までも“君”じゃ呼び辛いから…“アオイ”とでも呼ばせてもらうか…我ながらセンスは無いがな。さて、死神退治といこうか!
(奴を倒す。その言葉を聞いた暁は、勿論と言わんばかりに剣と化しているクロノスを構える。だから、暁は飛ぶ! 騎士として、守り、そして敵を穿ち、自らの運命を変える為に!)
>富
全く…無茶をするな…大丈夫か?
(魔女の指が落ちた事を確認すると、富が捻挫をしている事と、その様子を魔女が見ている事に気付く。其処に魔女が攻撃を仕掛けるが、暁が翼をマントに変えて魔女のハリとナイフを弾き、富の足に手を当てて治癒魔法で捻挫を治した)
…富も…大事だからな。死なせやしないさ。
(暁はそう言うと微笑んで、富の手を取り立たせる)
>All
さて…反撃の時間だな…悪魔の力で分かったが…もう、俺の母の姿を模した、趣味の悪い幻影はやめてもらおうか!
(暁が手を振るうと、一筋の光が魔女を照らす! すると、暁の母の姿をしていた魔女が、骨の姿をした魔物と言うべき存在の魔女として、その本当の姿を表したのだ!)
…生憎、**なくなったんでな…いくぞ!『暁の世界』!
(暁は迷いを捨て、時の魔術師としての本来の力、時間操作で魔女を圧倒する! 反撃の時間が訪れたのだ!)
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