美樹さやか 2012-09-06 22:02:21 |
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>リリス
ふぅ…助かった。
(暁はやめてくれたことにほっとすると、少しばかり溜息をついた。正直これ以上続けられたら色々な意味で危なかったと思うと、少し恐れ慄いた)
違和感? どうしたんだよ、リリス。
(いきなり目を覗き込んできたリリスに少し首を傾げた暁だが、その違和感と言われた物がよく分からなかった。だが、この時のリリスの考えは正しかったのかもしれない。一瞬だが、いつもは紅い暁の目が、片方だけ金色に染まっていたのだから。そして、魅惑の魔法に耐えたことにより、暁は"自分"を少し出してしまったのだ。それは、闇のように暗く、飢えていて求めている様にも見えた。まるで、愛に飢えた獣のように…)
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