カナリア 2013-06-17 19:38:20 |
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麗子「は・る・と~♪」
今は3時間目が終わり休み時間。
私は春斗のいる隣の教室に来ていた。
男子1「れっ麗子様っ!?」
男子2「相変わらずお美しい・・・!」
春斗のクラスの男子と廊下にいる男子は騒ぎ始める。
麗子「ありがとうぉ~でもお世辞なんかいらないよ?」
ここはニコッと笑い謙虚な女の子風に。
男子3「いえっお世辞ではありません。麗子様は本当にお美しいです!」
麗子「えっ・・・そんなぁ。」
当たり前じゃない。とっくに自分が美しすぎるって自覚してるんだから♪
フフン♪とご機嫌でいると・・・。
春斗「くそっ何だよ・・・。」
いかにも嫌な顔をする春斗。
やっと目的の人物登場したわっ!!!
来た来たっ~♪
麗子「せっかく会いに来たのに春斗冷たいよぉ・・・。」
シュンと落ち込んだフリをすると
男子4「落ち込んだ麗子様も可愛すぎるっ!」
男子5「春斗麗子様が可哀想だろ!?」
男子6「最低だぞ春斗ー。麗子様がわざわざ来てくださったのに!!」
思い通りのまわりの反応。
春斗「チッ。分かったよ!ごめんごめんっ!」
半分やけくそになって言う。
麗子「ボソッ。いいの?そんな事この私に言っても?」
まわりに聞こえない小さな声で春斗を脅す。
春斗「・・・ごめん。」
うふふふっ♪楽しすぎるわぁ~!!
あの生意気な“王子様”が素直になってる。
しかしこれからが本題。
麗子「あのね今日お弁当持って来てないから購買で買ってきてくれる~?」
春斗は一瞬で眉間にシワを寄せ不機嫌になる。
だってここの学校お昼の購買は戦場なの。
女男関係なく争奪戦。
散々揉みくちゃにされても買えるか分かんない。
皆の王子様が購買で必死になってたら可笑しいわよね~?
一人ニヤニヤとする私。
男子1「じゃあ俺が行きます!」
男子4「俺も!」
男子7「俺だって!」
なんとか私に気に入られようと皆必死だわ~♪
購買ごときでこんなに男子がよってくるって私って本当凄いわっ♪
麗子「今日はいいわ。それに春斗も購買行くらしいから・・・。」
ニコッとありもしない嘘をつく。
春斗が購買に用事があるなんて真っ赤な嘘。
男子8「あれ?春斗購買嫌だって言って、いつも弁当持って来てたよな?」
私はチラッと春斗を見る。
「購買に用事がない。」って言ったらどうなるか分かってるわよね?
そう言うつもりでわざと笑顔を作る。
春斗「・・・今日忘れたんだよ。」
嫌がりながらも言う春斗。
よっしゃあっ♪
麗子「春斗いいのぉ~?ありがとうね!!」
ニコッと蔓延の笑みをつくりそそくさと自分の教室へ戻る私。
フフッ♪楽しすぎるわ。
春斗「チッ!あの女・・・。」
春斗がそう呟いているのも知らず、
鼻歌を歌いながら上機嫌で帰る私だった。
コメントありがとうございました!
リンリ&カナリアで頑張ります!!
カナリアさんなんでそんなおもしろくかけるんですか!?
(←インタビュー風に笑。)
いい感じになってきたね~♪
匿名さん、コメントありがとうございます。
いやいや、リンリさんが上手くつなげてくれるからこそですよ!
私も頑張らなくては・・・!
いやいや・・・。
何いっているのかい!?
カナリアのおかげでっせ!?
(←どんどん口調おかしくなってるぅ~!)
でも2人で書くの超楽しい~!!!
うちも頑張るぞぉ~(・△・´)
ーー春斗sideーー
麗子「いってらっしゃ~い♪」
満面の笑みで俺を購買へ送り出すこいつは悪魔だ。
どうせ「みんなの王子が購買で必死になってる♪」とかおもしろがるんだろ!?
はっ!俺の実力見せてやるよ。
んー。よし、そこにいるデカイ女でいいか。
俺の最高の笑顔をくれてやる。
春斗「ごめん。ちょっと通してくれる?昼食・・・買いたくて。」
女子1「へっ!?春斗様!?はいぃぃ!!今すぐどけますっ!」
女子2「え!?春斗様が購買に!?みんな!!道をあけて!春斗様がケガしたらどうするの!?」
その声を合図に、購買にいる全員が道をあけた。
必死になるどころか、笑顔1つで戦場の購買でメシを買える俺って・・・すごくね?
無事、あの悪魔の分のメシを買い、購買を出ると悪魔が急に飛び出してきた。
めっちゃ悔しそうな顔をしている。
春斗「すごく、悔しそうなお顔ですよ、麗子様?」
麗子「バカにしてんじゃないわよー!!もう、なんであんたはいっつも・・・ブツブツ」
1人ごとを言いながら1人で歩き出す麗子。
今までまとわりついてきた女子達はいっつも俺の後ろをついてくるだけだったのに・・・
こいつは・・・
麗子「なにボーとつっ立ってんのよ!行くわよ!」
俺の前を、堂々と歩いていく。
春斗「行くわよって・・・何様だよ。」
誰がこんな奴に好んでついていくかっての!そういう嫌みを含めて言ったつもりが
麗子「麗子様よ!文句ある?」
春斗「・・・・・。」
少し怒った顔でそう言い残し、ドンドン歩いていく麗子。
女なんて俺の思い通りにいく奴しかいないと思ってたけど・・・
春斗「フハッ!おもしれぇ。」
思い通りにいかない女も・・・悪くないか?
初めてそう思った夏の日だった。
俺はとりあえず、こいつに、麗子についていってやることにした。
麗子「はやく来なさいよ!!」
春斗「はいはい。麗子様。」
ーー麗子sideーー
あり得ないっ!
あり得ないわよっ!
なんで・・・
こんなにドキドキするのかしら!?
『購買で王子必死になっちゃう!』大作戦は見事失敗に終わった。
本当何もかも思い通りにならないわね!
コイツぅ~!!!
まぁ、私が最初見惚れた男だけあるわ。
か・お・だけね!!
春斗「フハッ!おもしれぇ。」
そうアイツがそう笑っただけで一瞬で私の胸は高鳴る。
な・・・なんなのよっ。
このドキドキする気持ちは・・・?
いつも無理矢理張り付けた嘘の笑顔しか見てなかったから・・・
・・・それだけよね!?
麗子「はやく来なさいよ!!」
そうなんとか誤魔化したけど・・・
そのあとずっとアイツの笑顔が頭から離れなかったーーーーーーーーー。
今日はたくさん書いたね~♪
明日もできたら書こうねー?
私はいつでも暇だからー(^0^)
私は明日かくねーバイバイ☆★☆
お休みzzz
ーー友達・ライバルーー
麗子「ハァ-・・・」
思わず出てきてしまうため息。
それもそのはず、この前の「購買で王子必死になっちゃう!」作戦以来、春斗が、春斗が・・・
女子1「キャー♪おはようございますっ!春斗様っ!」
春斗「おはよう。今日は天気が良いね。」
輝いて見える!!
あんな作り笑顔の春斗すら輝いて見える。なにかしら?
あいつ、変な薬でも飲んでんじゃないの!?(←こういうところ鈍い
そんなことを考えながら教室へ入ると、
?「おはよう。」
いつもの男子達・・・じゃない!?
?「あ、ごめんね。急にあいさつなんかして・・オラは佐藤明美って言うだ。」
佐藤明美・・・。そういえばいたわね、あたしのクラスにそんな人。
でも、いったいどうして急に話しかけてきたのかしら?
あたしはこっちに来てから女子に話しかけられるのが初めてで、少し緊張した。
しかし、そんな緊張も彼女のなまりを聞いてたら無くなった。
茶色くて肩につくくらいの長さの髪を二つに結んでいて、鼻の上にあるそばかすが目につく。
いたって・・・なんというか・・・普通ね。
麗子「あなた、あたしに話しかけると女子に睨まれるわよ。春斗のせいで、あたし女子から
嫌われてるから。」
明美「そんなん良いだ!だってもともと嫌われてるんだもの。」
麗子「?・・・どういうこと?」
明美「オラ、春斗の幼なじみで・・・昔から春斗はかっこいいから、昔から周りの女子からは
嫌われてただ。」
麗子「幼なじみ・・?じゃあ、春斗の本性も・・・」
明美「んだ。全部知ってる。昔は・・・昔はあんな風じゃなかったのに・・・。」
そう言うと、明美・・・さん?は廊下を通った春斗を見つめながら顔を赤らめていた。
この子・・・春斗のこと・・・
今日も、読ませていただきました*
やっぱり、面白い!
野いちごとか、魔法アイランドとかに、出したら良いと思う・∪・☆☆)↑↑
あの…二人は何歳なんですか?
私の女の勘がはたらいた。
麗子「もしかして・・・春斗の事好きだったりっしちゃうワケッ!?」
(←動揺しまくり)
そう私が言うと朋美さんは・・・
朋美「へ!?まぁ・・・そうだべ。」
もしかしたら否定してくれるかもという淡い期待をしていたのに。
朋美さんは否定することなく少し照れながら言った。
麗子「へぇ・・・。」
口では冷静にそう言ったけど内心はモヤモヤとした
まるで、心に霧が掛かったような気持ちになった。
何でなのよ?私がなんでこんな気持ちにならなきゃいけないのよっ!
次第にイライラとしてくる。
それに?春斗と幼馴染みなんて。
朋美さんは私と他の女子が知らない春斗を知ってるんだ・・・。
春斗の本性を知ってるのは私だけだと思ってたのに・・・
がっかり・・・。
・・・がっかり?
ちょっと!なんでがっかりするのよ!?
(←自分の事に関しては鈍感)
一人騒いでいたら・・・。
朋美「本当だべか?」
麗子「えっ!?」
・・・全く聞いてなかったわ。
そんな私の気持ちも知らないで朋美さんは続ける。
朋美「おらと春斗の事応援してくれるべか!?」
はぁっ!?
麗子「待っ朋美さ「ありがとうだべ!!」
人の話聞きなさいよっ!!!
(←今さっきまで人の話聞いてなかった人。)
朋美「おら、今まで友達も出来なかったべ。
麗子さんとっても嬉しいだ!」
もしかして私知らないうちに「はいはいっ。」って言ってたの?
「ごめん。」そう今更言えるはずもなく。
朋美「ありがとうだべ~!」
(←蔓延の笑顔)
麗子「あははははは・・・。」
(←苦笑い)
なんでこの私がそんなことやんなきゃいけないのよ~・・・。
最悪・・・。
私は頭を抱えて唸る。でも理由はもうひとつあった。
朋美「んだ。全部知ってる。昔は・・・昔はあんな風じゃなかったのに・・・。」
朋美さんが言った意味深な事が気になって仕方がない。
どういう意味なのよ・・・?
聞きたかったけど簡単に聞いてはいけない気がして、
・・・どうしてか聞けなかった。
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