匿名さん 2025-09-07 22:09:43 |
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うっ………………そ………………
(彼が謙遜をしている時には、そんなことないですよ、と快活に笑いながら否定する余裕があった。真正面から突き付けられた宣戦布告に対しても、やや闘争心を煽られ負けず嫌いが表情に出そうになったが、彼がすぐにダーツ盤へ向き合ったことで事なきを得ただろう。しかし、その後が問題だった。彼が放つダーツが真っ直ぐ盤の中央に刺さった瞬間、思わず目を見開く。続く二投目がほぼほぼ同じ軌跡を描いたのを見た時には思わず、と言った風に声が零れていた。一気に114点を獲得したことで、せっかくのリードも全て帳消しになった上、50点ほどの差を付けられている。我に返り、直ぐに彼に対して賛辞の言葉を送りつつ、彼を見つめる)
すっ……ごいです!二回連続だって、俺からしたら有り得ないですよ!……うー、でも、負けません!俺、悠さんに頼られたいんで!
(口を開く頃にはすっかりいつもの調子を取り戻していたものの、内心は挑発に乗り闘争心が燃え盛っていた。単純に───最早、情報など一切関係なく負けたくない。スローラインに立ち、再び盤と向かい合う。力みすぎてはいけない。静かに深呼吸を繰り返し、矢を構えると、先程彼が投げていたのをイメージして真っ直ぐ矢を放つ。一投目は先程の彼と同じような軌道を描いたが、中央より僅かにずれシングルブルの25点に留まる。続く二投目、少し考えて軌道を変える──5のシングル。そして、ラスト三投目。修正されたその軌道は、真っ直ぐに20のトリプルへと突き刺さった)
…や、……やった!悠さん、20のトリプルです!俺、あと28点です!終わりが見えてきたかも……!
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