匿名さん 2025-09-07 22:09:43 |
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ふふ……確かに思い出の象徴ですからね。これがあれば仕事も頑張れそうです。
(まるで宝物を扱うかのように丁重に、そして大切そうにキーホルダーの入った紙袋を撫でる彼を見て笑みを零す。その表情は少年のようにあどけなく、邪気が感じられない。そしてふと疑問に思う。初対面の時と表情が違うことに気付いた。初めてダーツバーで遭った時、確かに彼は純朴そうで愛想の良い青年だった。だがその眼はどこか機械的な印象を受けた。機械的な眼というのは、こちらを観察するための眼という意味だ。初対面ゆえのものかと思っていたが、それにしてはこちらを品定めするような眼のようだった。しかし、よく考えてみれば当時と今とでは彼との関係は大きく異なっている。ただダーツを共にする関係から、今では休日の時間を共有するような関係になっている。それを考慮すれば、表情に差が出るのは当たり前だろう)
ははは、看病とは嬉しいですねぇ……でも社長という身分ゆえに、風邪でも出勤ですよ。でも仕事が出来ないほどの病気に見舞われたら、湊くんをお呼びしますよ。
(親以外の誰かに身体を気遣われるのは初めてのことだったので、彼の言葉に思わず声を出して笑ってしまう。だが生憎と社長という身分は風邪程度での欠勤を許してくれる程寛容ではない。社員はこの限りでは無いが、社員が許されることが社長では許されない。そういう理不尽が上に立つ者には付き物である。だがいよいよ体調が危ない時はお言葉に甘えて呼んでみようか。何より彼に看病されてみたいという個人的な願望もある)
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