匿名さん 2025-09-07 22:09:43 |
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あはは、気に入って貰えて良かったです。……俺の好きな料理ですか?そうですね……
(自分の決めたメニューに対する相手の反応が肯定的だったことに安堵して気が抜けたように笑っていると、不意に自らへと返された質問に咄嗟に解答が出て来ず、考えるように軽く首を傾ける。今までもこの類の質問をされたことがなかった訳では無いが、返す答えは全て任務を円滑に行うようにするためのものだった。それは相手によるものの、相手の好きな物に寄せたり、あるいは意外性を持たせたり。自分の本当の好きな物ではなく、都合が良い物を答えていたので、本当の意味で自分が好きなものについては、実際のところそこまで深く考えたことがなかったことに気づく。"宮村湊"では無く、"自分"は何が好きなのか。よく考えると、彼の言う通り、無意識のうちにオムライスは注文することが多かった、かもしれない。オムライスという料理は、それぞれの店の個性が出る。卵ひとつとっても固めな店、ふわふわな店、半熟の店とあり、かけてあるソースもデミグラスの場合もあればシンプルにケチャップのパターンもある。家で料理をする時も、割と簡単に作れることもあってか、他のメニューに比して作る回数が多かった。そこまで考えてから、小さく、あ、と声を零す。他の料理に対してここまで色々と考えたことは無い。そうか、これが"好き"ということなのかもしれない。)
…好きです、オムライス。店によって色んなバリエーションがあって飽きなくて。卵でクルッと巻かれてるタイプの、ケチャップが掛かってる、割とスタンダードなやつとか特に好きで。
(自分の内面を晒しているような感覚が未だ慣れなくて、少しこそばゆさを感じたものの、話し始めると存外にすんなりと言葉が出てきた。素の自分を出さないことを徹底していた自分にとっては全てが新鮮だ。しかし、決して悪い気分ではなく寧ろ───彼に本当の自分を少しずつ知っていって欲しいと思わずには居られなかった。作り物の自分ではなく、本当の自分のまま対峙したい唯一の人。それこそが彼なのだから。そこまで言い終えた時、ウエイターが料理を運んできたため、一度そちらへと意識が逸れる。自らの前に置かれたオムライスからは美味しそうな香りと共に湯気が立っていて、食欲をそそるには十分だった)
そうそう、ちょうどここのオムライスが正に王道って感じで………やっぱりすっごく美味しそうです!
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