匿名さん 2025-09-07 22:09:43 |
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("博識なんですね"なんて褒められると、照れから首を無言で横に振ったが悪い気はしなかった。自分としてはまずいと思っていたが、彼の表情や声の調子からして、それ程気にしている風ではないことが分かると安堵する。そしてふと気付く。自分は彼の前だと何かと不安になり過ぎている。自分の言動の一つ一つが彼を不快にさせないかと思い過ぎている。実際のところはきっと彼は寛大なはずなのに。あまりに度が過ぎた用心は自分も他人も傷付ける。そろそろ勇気を出す時かもしれない。そんなことを思いながら深海魚のコーナーへ足を進める)
不思議な生き物ですよねぇ……暗い世界で生きるというのはどういう気分なんでしょうね。
(彼の言葉に返事をしながら、まじまじと奇抜な見た目の深海魚達を見つめる。彼がこんなにも珍妙で奇怪な生態や姿をしている魚が好きだというのは些か意外に思ったが、ぼうっと見ていると分かる気がする。暫く深海魚コーナーを楽しんでいたが、ふと彼が何かに惹かれるように歩みを止めたので、視線を向ける。視線の先にはクリオネがいた。天使ともいわれる深海魚。実際泳いでいる姿は実に可愛らしい。クリオネに関してもいくつか聞きかじりの知識を持っていたので、試しに披露してみようか)
可愛いですねぇ。クリオネは流氷の天使と呼ばれているみたいですが、食事をする時は頭が割れて触手が出てくるので、その姿は"悪魔"と呼ばれていますね。ふふ……可愛いところは君に似ているなんて思いましたが、君は"悪魔"とは程遠い善人ですからね、クリオネと一緒にするのは失礼ですね。
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