執事 2025-08-06 23:25:05 |
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(貴方と目が合った瞬間、自分の欲を恥じた。瞬間、サッと手を引くとその手をもう片方の手で隠す。それを誤魔化す様に笑いかければ『そうなの、ですね』とそれだけ返しては暫しの沈黙が2人の間を流れていき。詳しい内容を教えてくれないという事は自分に話すまでも無い雑多な内容か、それとも話す事の出来ない機密情報か。何方にせよ自分の質問に対する答えをはぐらかされた事に酷く嫌悪感を覚えて、いつもの笑顔の下で、きゅっ、と執事服の襟を掴む。このままこちらも自分の気持ちに蹴りを付けないままやり過ごすのは良くないと、先程私情を仕事に持ち込まないと誓った筈なのに気付けば『ちょっと、よろしいですか』と貴方に食堂から出る様に促していた。立ち去って行った執事には自分の行動がどう見えていたのかなんてこの時は考える余裕は無く、せめていつも通りの笑顔を崩さない様にと努めながら貴方の行動を待って)
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