ぷここ 2025-02-15 14:17:27 ID:e01c7693c |
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「おや…少年、久し振りだね?」
「『少年呼びを変えてくれ』?
いや、まだ私の中ではキミは少年のままだよ?
今も昔も変わらず…ね?」
「まぁとりあえず座りなよ
積もる話もしたいことだし…」
「だいぶ大きくなったんだね…
最初に会った時は確か小学生だったかな…
時が経つのは早いね?」
「……彼女とかは出来たかい?
ふふっ…そんなに大きな声を出すとは…
ビックリしてしまったかな?」
「なぁに…私とて女の端くれ…
恋バナの一つや二つくらいしたくなるものさ…」
「それで…どうなんだい?」
「へぇ…まだ出来た事ない…か
いや?いいと思うよ?」
「ヒトの生き方はそれぞれ。
誰がどう生きようが…他人がソレを否定する事は出来ない。」
「なんせ少年の人生は少年のモノ、だからね?
あむっ…」
〈飴を食べ始める〉
「ん?どうしたんだい?少年。
そんなに私の顔をジッと見て…」
「どこかにゴミでも付いているのかい?」
「…そんなに顔を逸らさなくても…
気にしないぞ?私は」
「……あぁ!分かった!
少年は今、私が食べている飴が気になっているんだね?」
「…これはさっきもらったソーダ味の飴…
久しく飴なんて食べてなかったが…
小さい頃を思い出すね…」
「少年も食べるかい?
もちろん、良いとも!」
「ほら…こっちを向いて…
あ~ん…」
〈飴を口移しさせられる〉
「ぷはぁ…どうだい?飴の味は…
って…アレ?少年?
……フリーズしてる…」
「流石に口移しは刺激が強すぎたかな…
…とりあえず起きるまで待ってみるか…」
〈数十分後〉
「あ、目が覚めたかい?
おはよう…少年」
「ん?何してるのかって…膝枕だよ?」
キミがさっきフリーズしてしまったから…起きるまで膝枕してあげていたんだ。」
「そしてここは私の家。
夏の暑い日差しの中、あの公園に居続けるのは酷なものだからね…」
「それで…少年…もしかして、さっきのアレがファーストキスだったのかい?」
「…イヤじゃ無かったかな?
もしイヤだったのなら…謝罪させてくれ。」
「…そうか……」
…イヤじゃ無かったか
なら良かったよ。」
「そう言えば…『ファーストキスはレモンの味』…
なんて言う言葉があるが…」
「少年の場合はソーダ味だったね?」
「どうだった?
レモン味改め、ソーダ味のファーストキスは…」
「ん?『急すぎてよく分からなかった』?」
「ふふっ……そうか」
「……なぁ、少年。
キミは私とのキスがイヤじゃ無かったんだね?」
「なら……もう一度してみるかい?」
「キミが望むのなら……」
「……そうか。なら、目を閉じて」
〈再びキスをする〉
「ぷはぁ……」
「……どうだった?少年。」
「セカンドキスの感想は」
「やっぱり思考は止まってしまうよな…
だが、キミにとっても私にとってもいい体験のはずだよ?」
「キミのファーストキスはソーダ味だったが…
二回目のキスは私の唾液の味に」
「私のファーストキスもキミと同じソーダ味で…
二回目のキスは少年の唾液の味。」
「互いにキスの交換をする…
めったにできない経験だと思うよ?」
「?あぁ…
そうだよ?
私もアレがファーストキス。」
「『初めて』は好いている人に捧げると決めていたからね」
「初めての相手がキミで良かったよ。
……さて、そろそろ帰る時間かな?」
「……『まだ帰りたくない』? ……そうか。なら……」
〈押し倒す〉
「このまま……私とイケナイ事でもするかい?」
「ふふっ……冗談だよ。」
「だが、少年が望むのなら私は……」
「いや、やめておこう」
「……『どうして』か……って?」
「……流石にこれ以上のことをキミにしてしまうと
色々と問題があるだろうから…かな」
「だから…
[囁き]この続きは…キミがオトナになってから、ね?」
「さ、今日の所は解散しよう。
外はもう暗い。」
「キミを家まで送って行って…
ご両親に軽く挨拶をして帰るとしようかな」
「じゃあ…行こうか。
少年?」
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