匿名さん 2024-12-07 14:41:27 |
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…あぁ、その方が貴方らしい。……さて、今度は一人で立ち上がれるだろう。( 帽子を被り直し、自身を立て直す凛々しき瞳は、遠い昔の〝友〟の輪郭を微かに重ねさせる / 先に立ち上がり、今日も今日とて活況を呈す街の方角を目線のみで促した所で / 空気を柔らかく吐き出すように掛けられた言の葉へ、一つの瞬きを / 人でもなければ理からも外れるような埒外の存在に、死後も含めて永劫に囚われるという事が一般的に幸福と称されるかは定かではないけれど / ──それでもきっと、彼女は暖かく受容するのだろうという確信めいたものはあって / 「 …貴方には、貴方なりの愛し方というものがあるだろう。早く向かうと良い 」 / 見送りの際、最後に思い出したかのように添えたそれは、とうに他の者から聞き及んでいるものかもしれないが / ふ、と仄かに口端を柔らかく持ち上げ、決して言葉上の簡素な理由のみに留まらない確たる友愛を貴方に伝えるだろうか )あぁ、それと。──〝レヴィ〟だ。…あまり声高に僕の身分を連呼されては困る。
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