匿名さん 2024-12-07 14:41:27 |
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…へぇ、それで素面とは。──また貴方は妙な心配を…。( 魔女という特異な立ち位置において、この手の心遣いには少々不慣れで / 淡々と毒を吐くと陸へ導こうとした足を止め、緩く腰に片手を添えて物珍しげに / 少しの間を置き、記憶を辿るように瞳を伏せ「 …まぁ、僕はあまり話が得意ではない。多少の不都合はあったが、それでも彼女はいつも…… 」 / 唐突に話の中途で途切れる言葉。しかし相手への返答としては、胸奥から熱く湧き出るような無窮の愛おしさに、穏やかな色を滲ませて柔と細められた双眸で十分な解となるだろうか / ──それはさておき、妖精とは元々悪戯好きの性。主との対話を妨げられた彼らが、浅瀬へ浸かる相手の足を滑らせようと水面下で密かに画策する情景には一貫して素知らぬ振りを決め込み )
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