トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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そうですねぇ…もし捨てられて路頭に迷うようなことがあれば、その時は私がレド殿を拾ってあげますよ。
(レドの問いかけにアリシアは顎に手を当てて考えるような仕草を見せると、相変わらず意地悪な冗談で返した。しかし、これに関しては冗談とは言いつつも半分本気である。通常の冒険者と比べて頭一つ抜きん出た技量を持つレドは可能なら手駒に据えたい。本当にレイラがレドを捨てるのならばアリシアからしたらこれ以上ないチャンスである為だ。)
へぇ…ではお言葉に甘えて。これは冗談とは言わせませんよ?
(戯れに興じていると聖教国の馬車が通り過ぎて行くのが見えた。しかし、そんなことはお構いなしにレドの提案に乗る形で、するりと抱きついていた自身の腕を解いたアリシアは身体を滑らせるようにして背後に回り込むと、ニヤッと微笑んでそのまま後ろから抱きついた。後はレドが持ち上げてくれるのを鼻歌交じりに身体を左右に振りながら心底楽しそうに待っている。自分は冗談を言いつつも相手には冗談を言わせない。なんとも傲慢で悪戯好きな悪女である。)
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