トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
|
通報 |
>706
クレア殿、少々お話があります。
…は、はひ……
(別室への移動を促されたクレアは抵抗という抵抗もなく、酒瓶を持ったまま両脇を司祭達に抑えられて連行されていった。「お話」と言うからには、規律の厳しいこの国で聖女に酒を飲ませたことに対して長いお説教が始まるのだろう。本来であれば何らかの刑が課されてもおかしくないが、客人に対する特段の温情措置であることは明らかであった。)
…ぅ…頭が痛いれす……これは…いったい?…
(クレアが連行されてしばらくして、目を覚ましたティアはテーブルに顔を伏したまま鈍い痛みが残る頭を抑えた。酒を飲んだことなどないティアにとって何が起きたのか見当もつがず、状況が呑み込めずに目線だけ動かして周囲を見渡した。正面にミミがいることを確認すると安堵してホッと一息付くと、弱々しい声で状況を尋ねた。)
| トピック検索 |