トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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……。レドくん…!待ってたにゃ!
(声を掛けられたエリーゼは虚ろな瞳でレドに視線を向けた。こんな状態でもなお薄ら笑いを浮かべているあたり、次席に刻まれたトラウマは相当なものなのだろう。しばらくして目の前の人間がレドであることに気が付くと、瞳に光が宿って飛び起きる。)
宮廷も近衛隊も酷いのにゃ!どうやら私はここに泊まるにあたってレドくんのペットとして登録されてるらしいにゃ…それで毎食猫の餌が届けられるんにゃけど……こんなの食べられるわけないにゃ!という訳で私は空腹にゃ。レドくん、いや、ご主人様!一緒に食堂に行ってほしいにゃ!
(エリーゼは尻尾をぶんぶんと振って、笑顔の中に怒気を込めながらも自分の置かれた状況を説明した。知らぬうちにペット扱いで登録されていたこと、猫の餌しか運ばれて来ないこと、そして当然ながらペットは一人で外出出来ない。エリーゼがこれ程までに不満を顕にするのも当然の扱いである。アリシアによる嫌がらせという面も勿論あるが、ペット扱いとすることでエリーゼの行動を制限する狙いが主だろう。権力を持つ聖教徒ならではの策略だ。二日間に渡り何も食していないエリーゼはすぐにでも腹を満たしたいようで、身を乗り出してレドの顔を覗き込むと、あくまでペットの立場から共に食堂に行って欲しいとお願いした。)
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