トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
|
通報 |
>1067
いやいや!大丈夫ですよ……俺、どういうわけか王城に呼ばれちゃって、クレアさんとお話して緊張をほぐしたかったですし。なにせBランクの農民が王城入りなんて有り得ないことですから。あはは……
(手をバタバタさせながら、謝るクレアを制して。朝から飲酒する彼女を責めるどころか、前向きになれと促す様子さえ無い。昔は酒に溺れるクレアに失望と困惑を抱いたものだ。だが自分も仲間と死に別れ、そして彼女の現実を間近で見た今となってはもう咎める気など起きない。いや、下手な慰めさえも意味を為さないだろう……
密室で憧れの人と二人きり、そしてこれからの任務の重さ。緊張で頬は赤く染まるし、つい頭をかいてしまう。それでもクレアに罪悪感を抱かせまいと、引き止めた理由を説明して。今のクレアにあんまり下手な事……特にアリシアやレイラとのつながりを明かしてしまうと余計に気を重くしてしまいそうだが、シエルとのやり取りやギルド前で待機している馬車の存在からして、自分が今から王城へ行くことは彼女も把握しているだろう。ひとまずそこから話すことにする。)
| トピック検索 |