トピ主 2024-07-26 06:44:45 |
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えへへ…私はそんな大層な存在じゃありませんよ。
(照れくさそうに頬を掻きながらレドの言葉に謙遜して。だいぶ酒も抜けたことでテンションが落ち着いたこともあり、さて何を話そうかと小首を傾げて思案していると、丁度よくシエルが戻ってきたのが見えた。盆には二つのホットミルクに加えて皿に乗せられたリンゴとフルーツナイフが置かれていた。)
ただいま戻りました!食堂のおばちゃんに気に入られたみたいでリンゴもサービスしてもらったっす!
おかえりなさい。ふふっ、丁度小腹が空いていたので有難いですね。では、皆で頂きましょうか。
(戻るなりシエルは盆ごとベッドの近くに備えられた机に置くと、フフンと鼻を鳴らして誇らしげに自分の胸に手を添えて、リンゴをサービスしてもらえたことを自慢した。食堂のおばちゃんに初見で気に入られるとは相変わらずのコミュ力である。クレアはシエルを労うと、すかさずナイフを手に持って…瞬間、リンゴは皮を綺麗に剥かれ、一口大に切り分けられた状態で皿に盛り付けられた。シエルにはその動きを目で追えなかったようで、目を見開いて思わず皿を二度見する。腐ってもSランク冒険者、落ちぶれてなおその剣技は健在であった。クレアはナイフを盆に戻し手を合わせると、二人に視線を向けて優しい声色でたった一言放つ。)
いただます。
(かなり軽めの朝食だが二日酔いには調度良い。こうして誰かと朝食を共に出来るだけでクレアの心はいくらか救われたことであろう。)
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