継 2024-04-18 08:43:30 |
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会社からの帰り道、歩いて5分くらいのところでふと思い出したんです。
ああ、水筒忘れた、って。
デスクにあるだろうしまだ引き返せると早足で職場に戻りました。
今日は皆定時で帰ってご飯に行こうとか、飲みに行こうとか楽しそうで。
なるべく早く帰るために一致団結したから締めの作業もとっても早くて。
案の定職場はもぬけのからでしたが、おかしなことに──部屋の奥の窓は一箇所だけ空いていました。
おかしな話です。課長の席が最寄りなのですがきちんと施錠したところまで先刻私は見ていました。
目に優しい若葉色のカーテンが風にゆらゆら揺れて窓から風が吹き込んでいます。
何となく、…何となく気になって其方を見ると、違和感に気づきました。
窓の縁をぎゅ、っと握る小さな手。
しかも部屋の中からではなく、…方向としては外側から掴んでいる、小さな手。
…このビルの、私の職場は4階にあたります。人がそんな場所にぶら下がっているわけはないんです。
違和感に捉われ目が離せずにいた次の瞬間、…何処かから物音が聞こえました。
何か技能を振りますか?
【創作シナリオから修正を加え抜粋 / これも怖い話にカウントされます?】
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担当M「おいこら誰かクトゥルフシナリオ混ぜよったな!…いやまあこれも怖い話なんか…?判断難しいわ…」
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