ラボ最高責任者 2024-03-28 12:19:07 |
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>>105 アガメムノン様
─── … 。( 肩に優しく置かれた彼の手の温かさにいっそう心の臓を握り締められるような痛みが増し / この体温が愛おしいはずなのに、それを奪うものが自分という事実からは逃れることが出来ずに青の宝石からは音もなく涙が零れるだけで ) わたし、……愛してしまったんです。貴方を、アガメムノン様を。ごめんなさい、……あなたが、こんなにも愛おしいのに……。( 漸く口をついて出た言葉は愛しさの中に深い悲しみと懺悔が混じり / その後の言葉は紡ぐことが出来ず、涙で濡れたサファイアでは王のかんばせを認識することも叶わないようで / 望んで就いた研究員という職があまりにも重い足枷で、彼に望まれた研究員の証とも言える白衣が鉛のように重たく感じ )
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