潮風香る青春LIFE【学園/青春/日常/一部人数制限有】

>>57 向日葵ちゃん

？
確かに向日葵ちゃんは王子様みたいにカッコイイけどちゃんと女の子だもん、当たり前だよー。

( それこそ少女漫画に出てくる王子様やヒーローのようにくすりと笑みを零してみせる彼女の言葉にきょとん、とサファイアブルーの丸い瞳を更にまんまるにさせてはなんだかよく分からないけど笑ってくれた！と嬉しそうにへにゃりと頬を緩めて上記を告げて。確かに彼女はそこら辺の男の子よりも余程スマートだしレディファーストは上手だし女の子を口説くのだって赤子の手をひねるように簡単なのだろう。だがしかし男女ではやはり筋力の差はあるし、重たいものは重いのだ。少なくともこのダンボールたちは青依にとっては重たいものなので、彼女の好意に有難く甘えることにしては〝よいしょ、〟と改めてだいぶ軽くなったダンボールを持ち上げてはふわりと笑って。 )

でも手伝ってくれてありがとう、向日葵ちゃん。
重たくなったらすぐに言ってね！




>>60 紗雪ちゃん

！……んふふ。

( しぃ、とどこか妖艶さすらも感じてしまうような優雅な仕草で艶やかな唇の前に白魚のような人差し指を立てる彼女にﾊｯと我に返れば両手で唇を隠して〝静か〟のポーズを。だがしかしそのやり取りがどこからどう見ても幼い子供とお姉さんでお世辞にも同い年の会話には見えず青依は思わずそのままふにゃふにゃ笑ってしまい。だがしかし彼女から優しく諭すように問い掛けられた言葉にぴく、と反応してはもしも青依の頭上に耳が生えていたらしょんぼりと其れが下がるのが目に見えるようにわかり易くしょぼしょぼと瞳を伏せては「 ……運ぶ方が楽ぅ、…。 」と先程までの活発さが嘘のように静かに成り。ちらり、と彼女の優しく垂れたベージュの瞳を見上げては漸くやる気になったのかぱちん！と自身の両頬を叩いて気付けを。 )

よし！そうだよね！
補習より絶対こっちのが楽だもん！運ぶ！