主 2024-02-14 16:52:35 |
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>>93 ジーク
─── … ジーク、さん。
( 余りにも、数が多すぎる。攻撃を仕掛ける為にすでに血液を流しているため他人との接触は避けるべきなので市民たちの誘導は下級のグレースたちに任せる他なく、それにともない兎に角戦闘に回せるだけの人数が足りないのだ。血液不足か視界はくらりとまわり、怪物の唸り声叫び声、そして市民の悲痛な悲鳴たちが頭の中を圧迫させる。もう駆けつけた時には既に息絶えていた市民は残念だが、これ以上の犠牲者を出す気はサラサラない。だが如何せん血液が回らず体に力が入らず頭が回転しない。だが諦める訳には、とサバイバルナイフを構えようとしてそのままふらりと倒れそうになった刹那、よく響く低音と月の光に照らされた黒の甲冑が目に入り、力の入らない鈴の声でぽそ、とこれの名前を呼ぶ。嗚呼良かった、これなら。そう心の中でまた1度自分に喝を入れれば「 すみません、助かります。 」と改めて構え。 )
( /絡ませていただきます! )
>>97 フロック
それなら奇遇、上級グレースの私はあなたにご執心よ?
─── 私の血液を飲んで欲しいと思うくらいには、ね!
( 先程の弾丸に付着していた血液にも気が付いていたあたり、やはり相当力のある怪物なのだろうと推測すればポタ、とナイフの先から深紅の血液を垂らしながら其れと同じ色の瞳で彼を見据えて。無論彼が〝そういう意味〟で上級グレースにモテても良いだなんて発言していないことは承知の上だが、それでもミラは血液不足を誤魔化すように軽口を叩き続けて。本当なら少しでも力を抜けばそのままその場に崩れ落ちてしまいそうになる程なのたが、目の前の男をみすみすと取り逃がせばそれこそ蝶の羽を毟るように市民の命を刈り取るだろう。くい、と彼の細い指が2度曲げられれば、ミラは体を低くしてそのまま地面を蹴りあげ走り出し、体の悲鳴を無視しながら路地裏の壁をタタタッと走り利用すれば宙へ飛び、彼の首元に目掛けてナイフを一閃し。 )
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