主 2024-02-14 16:52:35 |
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>77 フロック
あちゃあ、今日はツイてないな(突如ピリピリと焼き付くような気配が肌を刺すのを感じ、はぁ、と小さくため息をこぼす。鬼人化していなくても十分にわかってしまう、恐ろしいほど格上の怪物がこちらへと近づいてくるのを。まだ身体に残る疲労を感じながらも、先の戦いで抉られた脇腹の傷口が塞がりかかっているのを確認すると、重い腰を上げ、鬼人化がいつでもできるように神経を研ぎ澄ませる。目の前に現れたソレは、一見するとただの人間のように見えるが、瞬時に本能がそれを否定する。蠱惑的な美しい顔の造りに、凍てつくような冷たさを孕んだ瞳と視線が混じるその瞬間、嫌な汗が背中をつたうのを感じて
(/ありがとうございます!よろしくお願いします
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