乙女たるもの月天下【戦闘/GL/微ファンタジー/学園】

【世界観】

世の覇者がお嬢様となったのは、その隠された力が明るみに出てからであった。後に"嬢令"と呼ばれる、世界の物理法則を書き換える異質な力により、世界のピラミッドの頂点にはお嬢様が君臨することとなった。
この世の絶対強者はお嬢様唯一人、しかしてお嬢様は一人では無い。故に現代に至るまでお嬢様は争い続け、歴史はお嬢様とお嬢様の争いの歴史だけが積み重ねられ続けてきた。その争いの年代は次第に低年齢化してゆき、まだ学生であるはずのお嬢様までが無秩序な闘争に身をやつす事態となってしまう。それを重く見た全時代の覇者たるお嬢様が混沌とした争いに規則を持たせ、お嬢様養成学園として成立させたのが"私立百合園学園"である。
ここにて開かれる"月天下"と呼ばれる催し物にて最も気高く逞しいお嬢様として選ばれ、現覇者たるお嬢様へと挑む為に日夜お嬢様達は鎬を削っている。