ビギナーさん 2024-02-05 22:29:16 |
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食べたことないだろうと思ってな。
(南蛮菓子、と相手が使用した言葉に彼が人として暮らしていた時代は大体いつ頃以降か、と思慮を巡らせるも酒に浮ついた頭がそれを許す訳もなく、そんな事はどうでもいいかと、甘い味、色の酎ハイでその思考ごと流し込んで。現代に生きていると飽和する甘味に忘れそうになるが甘さは贅沢な毒だ、榊から漂う香りはこの卵色のクリームとどこか似ている、そんな彼が随分と甘い、と微笑むのでその皮肉につられて少し笑った
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