…おや、それは…? (樒の言葉など相変わらずの何処吹く風、肉片を口にする眷属を眺めた後、樒の手元へ視線を投げた。其処には今しがた自身が口を付けたものと同じ形だが、少し小さな容器と─これまた奇妙な形をした菓子らしきものが放り出されている。眷属が不思議そうに首を傾げ、じっとそれを眺めるのに釣られたかのように問い掛けつつ、首を傾げて)