こっちも仕事でやってんだよ。 (依頼時にぶら下げられたのは雀の涙程の礼金ではあるが、仕事を選り好みできる立場ではない悲しい現状、最後に連絡が途絶えたらしい場所に近いこの荒地まで足を運んできたわけで。さて訳も分からぬ男に無駄に時間を使った、次はどの辺を捜索しようかと榊の再度の忠告を無視し背を向けると、電波の状況が悪いのか見た事のない文字化けを起こす地図アプリを首をひねりながら指でなぞり