カムパネルラ 2024-01-31 16:56:51 |
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>兎座
……そうね。可能性はあるかもしれないですわね。1%にも満たない程だけれど。
(どこまでも前向きな返答に力が抜ける。声を荒げて怒っても相手には暖簾に腕押しのようだ。ため息をつきながら渋々と言ったふうに完全に否定はしない答えを返す。どちらが熱かったのかわからない、接していた熱が離れる。赤い瞳から送られる視線が、少し落ち着かない。この真っ直ぐ見つめて、何もかもを吸い込んでしまいそうな目になかなか慣れない。自分は何も恥じるべきことをしていないとは、思っているけれど。気になるものの背筋を伸ばし何か特別視線に言及することはせず。短い静寂は、相手の呼吸音で終わり、その次に出てきた言葉と珍しい顔に気持ちが陰る。そうだ。この一夜の巡り合わせが終われば、またいつもの日々に自分は戻る。寂しい。でも、それを選んだのは自分なのだ。唇を噛み、何か言おうとする。が、それは再び相手の声にかき消された。________星。この窓の風景に負けない、楽しげに煌めく一瞬の星。そんなものを、見たようだった。爽やかに吹き抜けたのは、単なる隙間風か晴れた心が産んだ幻か。あまりにも自由な彼に、自然と破顔してお礼を言う。この銀河鉄道は、とても良い場所だ。真実はどうあれ、今はそう確信する。)
貴方は……すごく、綺麗ね。フフ、フフフ、ごめんなさい、何だか笑ってしまうわ!素敵な言葉をありがとう。私、そうね、更に思慮を巡らし自分を磨いて、必ず後悔だけはしないようにしますわ。この宮守弓羽の名にかけて!
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