カムパネルラ 2024-01-31 16:56:51 |
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>蠍座
起きかけの鈍い頭が、彼の存在を目の当たりにして回り始める。浮かべた口角には一欠片の慈悲もなく、"楽しませてくれ"と言葉を連ねれば鋭い牙が見え隠れする。なんて、禍々しい色彩を放つ男なのだろうか。魂を悪戯に狩り取る"死神"。彼の色を一目見た瞬間、そんな印象を抱いた。けれども、警戒心を解かずにはいられないような、不吉で邪悪な色に相反し、美しい瞳の色に女は目を逸さずにはいられなかった。
「…なんて綺麗な色……」
無意識に、唇より零れ落ちた言葉。恐怖よりも、状況把握よりも先に、どの絵の具で彼の瞳の色を作れるのか。考えたのはそればかりで。また、そんな事を考えていた自分自身にハッと驚いては口元を手で覆う。なぜ今この状況でそんなことを?なぜ絵を描く前提でそう考えてしまったのだろうか?自分自身への疑問が尽きない。
「…私、どうしてここに……貴方は…誰?…」
一生懸命に、ここへ来る前のことを思い出そうとするもクラクラと余韻を残す鈍い痛みが前頭葉を刺激し、思考を邪魔をする。もやもやと募る疑問に眉を下げてはやっとのこと、最初の問いを貴方へ投げかけてみる。
(/こちらこそ無理を言ってしまい申し訳ございません。ご返信受け取りましたのでお返しをしたためさせていただきました。ルイはおそらく関わる事で勝手に掘り下げられるので…ご安心くださいませ。また、重ね重ねご配慮いただき誠にありがとうございます。こちらの力不足を感じた際には遠慮なく伝えさせていただくこととします。無理のない範囲で、ご期待に添えるよう努力いたしますので、ルイ共々よろしくお願いいたします!)
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