カムパネルラ 2024-01-31 16:56:51 |
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>宮守
……………ユミちゃんは面白い女の子だ。(小鳥が歌うような囀る笑い声が耳に届き、あまりにも自然で繕うことの無い等身大の彼女の笑顔に目を奪われる。二つの真赤な眼球が硝子玉のように透き通り、彼女の姿を見詰めるとその姿が鏡の代わりに反射して。それ程までに彼女の事だけを己の世界に存在させれば長い睫毛がそんな双眸を隠してしまう笑顔をにっこりと見せて独りごち。だからこそ余計に残念になり、名残惜しい。笑顔が素敵で、賢くて、まだまだ成長を残した幼い彼女を傍に置いて見届けたいと浮かぶ我儘な思考を読み取るように車内にはもう間もなく銀河ステーションに到着するというアナウンスの音が響いてしまった。わかりやすく残念だと言うのを表情や雰囲気に出しながら、無邪気な子猫のように名前を呼んで。「 ユミちゃん。……残念だけど続きはまたいつかの夜かな。 」このまま時間が止まってしまえば良いと願えども叶うことはなく、横目で窓の外を一瞥。夜空と星の煌めきとは違う瞬く程の明るさに小さなため息をひとつだけ落として。少しの余所見も勿体ないと横目に外を見ていた瞳はもう一度正面に向けられて、当然のように次回を約束する声を呪いのように刻み。汽車は停車し、乗客の乗り継ぎを待つ短い時間に変わる。浮かべる笑顔は男性らしさを残しつつもあざとい笑顔で小さなお願いを彼女に与えてから見送るためにばいばいと手を振って)次に会う時は白のスカートを履いてきて。白は僕の色だから。
( / お世話になっております!弓羽ちゃんの可愛らしさに兎座共々ときめいておりました…!キリが良さそうでしたので一度回収とさせて頂きます。次の交流でしたがご希望のカムパネルラなどいましたでしょうか!未交流のカムパネルラでも交流有りのカムパネルラでも遠慮なくご指名ください。)
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