『 有難う 。 私は大丈夫 だから気にしないで 。 』 傷を見て少し後ずさる。顔色を変えず目をそらし、淡々と答えるとフラフラしながら 歩き始める。少年が心配してくれているのは気づいているが気にしない身振りをする。 『 時間っ 。 早くしないと …。 』