スレ主 2023-12-10 17:44:55 ID:896f7f474 |
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>7 沖田総悟、禪院真希&漏瑚&脹相、BAR・アシュリー周辺ALL
【BAR・アシュリー(店内)/ダグラス、ジム、????】
――ドアに寄りかかり膝を抱えて項垂れるメトロスタッフ(地下鉄職員)と短銃身のショットガンを手に霧掛かった屋外を伺う元刑事の壮年の私立探偵。
片や抜けられない悪夢に辟易して半ば絶望し掛けて…片方も内心は(繰り返し)ているらしき事を自覚しつつも、行動指針に変わりは無い様に振舞っている。
少なくとも(表向き)は
ジム「………それで、今度は(誰)が来るんだい?」
ダグラス「さぁな――だが」
しんと静まり返ったこのBARの周囲ではイヤというほど何かしらの物音に対して敏感に感じ取れる。
そしてこの二人の男は(今まで)の経験上から…恐らく次に(誰か)が此処を訪れる、もしくは……付近を通りすがるであろう事を察していた。
(今回)仮にそれが異なれど…何かしら(似た様な事)が起きるであろうと――
そうして刑事(ダグラス)徐に此処(BAR・アシュリー)に放置されていたハロゲン式の懐中電灯を窓から霧の中へ向かってカチカチと規則的にスイッチをON・OFFして点滅させる。
それはある種のモールス符号による(救難信号)であり、単に意味が分からずとも此処に(人)が居るという証左になるだろう。
ライトの光源に気付けば人間…少なくとも其れに類する類の存在なら此処へ来る筈。
無論、ただ無作為に化け物だの得体の知れない存在を呼び寄せてしまう結果になるリスクもあるが…
――付近を往くモノは異形と戦いながら後退している者(沖田)と、奇妙な巡り会わせになった三人(禪院真希&漏瑚&脹相)以外にも存在しているらしい。
何か異様に長身の―(女の怪異)の影が
>4 フェロー・オネスト、路地裏ALL
【路地裏/雛沢・加奈江】
■■ずる…
周囲に飛び散ったペンキの様な赤。
驚愕する彼(フェロー)を他所に一心不乱に積み重なった有象無象の化け物やら何やらの屍の山の上でその血を貪る様に啜っていた少女は―驚いた拍子に彼が落とした杖の乾いた落下音に一瞬びくりと肩を震わせてゆっくりと顔を上げる。
前掛かった長い黒髪のせいで口元しか伺えないが――血を滴らせる其れを何処か嬉しそうに笑って緩ませて…
ゆっくりと屍の山を降りると、立ち上がり…動き出せずにいる獣人な彼(フェロー)へと一歩一歩近付き―
カラッ
何を思ったのかその血濡れの少女は相手(フェロー)が落とした杖を拾い上げて、そっと柄を彼に向けて差し出した。
まるで(落としましたよ?)とでも言わんばかりに微笑みながら。
>5 桜庭長春、自然公園ALL
【自然公園/スーパーミュータント(以降SM表記)×3】
独りでに、しかし本当に(花と話して)いるのかも知れない何故かうさぎのぬいぐるみを手にした薄茶髪のウルフカットな青年が花壇に話し掛けている端で、霧の中ずかずかと重い足音を立てて近付いて来る何者か
それらの何やら野太い野蛮そうな大きな呟きが聴こえて来る。
SM3「霧ハ嫌イダ、忌々シイ」
――見ると其処には二人に匹敵するかそれ以上に大柄(2m~それ以上)の筋肉質な体躯に緑色の肌に腰布、そして何かしらの廃材や鉄製のプレートを防具や鎧代わりに着用した見たまんま人型だが明らかに人間ではない様相の人外(SM※スーパーミュータント)が数体(それらは武装しているらしく、何やら手製のパイプライフルや廃材を加工した鋭利なマチェットめいた刃物、一体はロケットランチャーらしきモノを無造作に背中に背負っている)
SM2「オイ兄弟、見ロ、人間(桜庭)ダ。」
SM1「丁度イイ、腹ガ減ッテタ処ダ――余リ食イデハ無サソウダガ」
と人喰い鬼めいた会話をしながら彼(桜庭)の背後から近付きその太い腕で捕らえようと不用心に手を伸ばし…
>3
>6 博麗霊華&霧雨亜理紗、ガイスト
【南部住宅街→南部住宅地(住宅内)/マーフィー・シーカー、ライイングフィギア×5】
マーフィー「!!…ううっ…誰だか知らないが…すまない。」
朦朧とする意識の中、誰かに持ち上げられる感覚を覚えながら反射的に腿のホルスターに手を伸ばし掛けるが、そのまま自身が(運ばれている)事を察したニット帽の傭兵(マーフィー)は特に動く事無く彼女(霧雨亜理紗)に抱えられて運ばれるままになり――
抱えられた兵士の右脇腹からはじわじわと相変わらず血が滲んでいる。
――傷自体は何か物凄い力で(噛まれた)様な抉れたモノ…
その一方
(異形)と一戦交えて屠った血塗れな彼(ガイスト)、そんな彼に対して余韻も残す時間も無く再び複数の(ナニカ)が霧の中から接近して来ていた。
■■■■
周囲に奇妙な錆び臭さを伴って現れ始めるのは歪なヒトガタの異形(ライイングフィギア)…その姿は両腕を拘束された人間が、頭から全身をゴム状のもので覆われた様な姿をしている。その体躯のあちこちに裂け目があり、腐食性の黒い液体を垂れ流しにしながら形容し難いおぞましい異音と共に数体、身をくねらせて歩み寄って来る。
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