司類なり＊

…
（起きる気配がなく）

類はまだ寝ているか…(相手の様子を見ては、相手の頬に手を添えて、熱を確認していて)

…司くん…
（相手の暖かさで起きてしまい）

あ、起こしたか？(相手が目を覚ませば、起こしただろうかと思い、｢類、体調はどうだ？｣と尋ねて)

まだ少し悪いかな…
（少し半目で）

そうか…(相手の髪を撫でつつ言うと、ふと空腹を感じ、「類、食欲はどうだ？少しでも腹に入れられればいいのだが…」と呟いて)

…正直ないかな
（食べれる気がしなく）

わかった、ならオレは少しご飯を食べてくる(相手の言葉に頷いては、そう言って、「すぐ戻ってくるから、寝ているのだぞ！」と言い、部屋を出ていき)

…
（相手が行くと少し布団を出て相手の隠し撮りの写真を手に取り）

…一人で食べるというのも、少し寂しいものだな(自分の夕食を作り、食べていたが、なんとなく寂しさを感じてはそう呟いては、手早く食べては、相手の部屋に向かい)

……司くん…
（数枚の写真を見てすっかり見とれてしまい）

…何を見ているんだ？(部屋に入れば相手が何かを見ているのに気づき、こっそり近寄り、覗き込んで)

……ふふ
（集中しすぎて相手の声に気づいて居なく）

…それはオレの写真だな(相手が気付いてないのをいい事にじっと見てはそう言い、｢本物がここにいるのに、写真の方がいいのか？｣と尋ねて)

え…司くん？
（いた事を知り焦りだし）

類、隠してることは全部話せ(相手の持つ写真を奪い取れば、そう言って)

あ…返してよ
（取られたことに下を向き）

隠してることを全部話してくれれば返す(相手の顔を自分の方に向けさせながら言い)

隠してることなんてないよ…
（少し震え）

本当だな？(相手の目をじっと見つめて)