>96 「あぁ、私もそう祈っているよ。・・・そうそう、支払いにはソレを使うと良い。」 会計を済ませたのか、一度も顔を向けはしないものの穏やかな声で相手の言葉に同意を示す。そしてゆっくりと穏やかな足取りで店を後にしようとするが、その直後で視線を全く送らないままエレナの席、テーブルの上にいつの間にか置いてあった紙幣を指差して去っていく、その紙幣はエレナのココア分の料金が置いてある。