名無しさん 2023-10-18 21:42:16 |
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>>169様
「いいんですか?ではお言葉に甘えて」
先を譲ってくれたことに感謝しながら、カウンターに置かれたメニューを眺める。ありふれたチェーン店であり、両親や学校のクラスメイトと共に何度か訪れた事があるので全く知らないメニューばかりという訳ではない。とりあえず一通り目を通してから、少し考えてオレンジジュースを頼むことに決めた。コーヒーや紅茶などの大人っぽい飲み物にも何度か手を出したことはあるし、一応飲めないことはないので見栄を張ってそういった飲み物を頼もうと一瞬考えたが、そこは自分の好みに素直に従う事にした。分かりやすく甘いものは好物である。
指先でメニューの写真を示しながらオレンジジュースを頼むと、女性がメニューを見やすくなるように横へ移動した。
「私はこれで。エレナさん、お次をどうぞ」
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