名無しさん 2023-10-18 21:42:16 |
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>>153様
羨ましい。その言葉を聞いて少し考え込んだ。おそらくは学校に何か未練があったか、もしくはそもそも行くことができなかったか。どちらにしても少し彼女を傷付けてしまったかもしれない、と申し訳無さを感じた。同時にもし彼女が羨ましいと言った理由が2つの推測の内後者であったならば、もしかしたら自分と似たような身の上かもしれない、と後ろ暗いシンパシーも感じていた。
やがてエスカレーターに到着し、こちらを気遣う声に首を少し傾け、笑顔で返事をした。
「お気遣いありがとうございます。私はまだまだ歩けますから、ご心配なく」
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