名無しさん 2023-10-18 21:42:16 |
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>> 147様
「そうさ。ま、それなりに役に立つ力で……ん?もしかしてアンタもそうなのかい?」
無邪気に喜ぶ子供の言葉から気になった事を訊いてみることにした。この都市では発現者は特別な存在では無いし、何なら自分やユニコーンのメンバーだってそうだ。だが強大な力を得てしまう故か、この都市では発現者の犯罪行為も珍しく無い。一応グリフォンが治安維持の組織として存在しているが、奴等は報酬に目が眩む連中、信用できない。だからこそ、自分達の手で人々を守るユニコーンが存在しているのだ。
思考が逸れた。要は目の前のこの子が、発現した能力を悪い事に使っていないかを疑っている。先程までの様子からあり得ないとは思うが、念の為だ。
「よかったら、アンタの力をあたしに見せとくれ」
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