No.3089 2023-10-13 22:37:47 |
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……本当ですか!ありがとうございます!
( 無理やり連れていくような形になって申し訳ない……そう思いながらもじっと相手の発言を待っていたが、彼は何とか急ぐことを決意してくれたようだ。単に遅刻をするデメリットを伝えただけで自分に何か得があるというわけでもないが、反射的に感謝の言葉まで出てしまう。……それにしても、相手と知り合ってまだほんの少し、これといって長い付き合いというわけでもないが──かなり真剣な眼差しである。本当に、自分にとって何か不利益のある面倒なことが嫌いな性質なのだろう。何はともあれ、彼も着いてきてくれるとなった以上はますます遅れるわけにはいかない。元はと言えば、時間に余裕がないことを忘れてのんびりと話し始めてしまった自分が悪いのだ。一人の学生としてしっかりと規則を守るため、ひいては天使として示しをつけるため…とにかく今はホームルームが始まるまでには間に合わせようと早速走り出す。少し進んだ辺りで彼の方へ振り向くと、鞄を持っていないもう片方の手を彼に向けて大きく振り、遅刻をしないために急いでいるとは思えないほどに晴れやかな笑顔で呼びかけて )
早くしないと遅れちゃいますよっ!先生に目をつけられたくないなら急がないと!
( / 大丈夫ですよ!こちらこそ、ご負担にならない程度のペースで本当に構いませんので…!レスありがとうございます…!
とても悩ましいところですね…!他にイベントを挟むと、その後正体に気づく際、お互いに感じるショックがなかなか大きくなりそうで…絵留に関しては一方的に分かったつもりになっているだけですが、今回までに二人が話していたおかげでお互いのことは割と知れている気もするので、そのまま目撃場面まで時間を経過してもいいんじゃないか、と思います…!絵留が純粋な性格ということもあり、正体を知るまでに関わりすぎると、それまでに絵留が勝手に抱いていた根古屋君の人物像が手放せなくなりそうですので… )
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